裁判傍聴記事を書き続けた著者が個人のルポを書いたのがこの本。
壮絶な内容だった。女社長一代記・・・と、この本をレッテルで張ってしまっていいんだろうか?特によかったのは息子となった従業員原田氏へのインタビューだ。
「テレビなどで虐待を取り上げる場面があっても、ウチとくらべたら全然マシってレベルですよ」と語る原田氏。母親が家事を放棄し、ゴミ屋敷でお米を口に含み、唾液でふやかして飲み干していたという。
著者の語り口が文章を軽妙にしていて、一気に読むことができた。こんな本からエネルギーをもらっている。