図書館のみかぎりセールとでもいうのだろうか。「もう、だれも読まないから興味あるならもってっていいよ!」という棚がある。そこに自分が献本した本もあったりして、やっぱりか・・とビミョーな再会をしたりするんだけれど、掘り出し物もある。これがその一つ。
一体どこの誰が「令和二年度版再犯防止推進白書」なんて図書館に入れたのだろう?こんな本に興味があるのはあんたと俺だけだよ!ということでもらってきた。
イイ感じの紙を使ったフルカラー255ページ。定価2500円。編集は法務省。分かりやすく図解が各所に入れられており、とても理解しやすかった。
例えば、性犯罪者処遇プログラムについて。ニューヨークとかだったら、脚にGPSをつけて、常に位置を市民に把握されるシステムが採用されるのだけれど、日本では講義、面接、指導だ。きっと八神(G-taste、DearBOYS)作品みたいなパッツンパツンなスーツの女教官が本当のエロスについてしっとりと教えてくれるに違いない。いいなあ。
そんな日々
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弘前の駅前ピアノにすわる男性のテレビを見た。「終わりはすぐそこだ、信じた道を行け」というオリジナルソングが刺さった。
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白鵬のドキュメンタリーで、朝青龍と白鵬の一番を見た。観ていてこんなに力が入る取り組みもない。面白かった。
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夜勤だった。様々な要因で不穏、寝られなくなる利用者。転倒したら事故になる。かと言ってマンツーマンではいられない。マルチタスクとイメージ力を全開放する。なんとか早番までつなげた。
「やってらんないっすよね」と同期の人が言った。この言葉にすぐ返事することが出来なかったが、今では思う。認知症の脳にアクセスするこの面白さ。自分だけが感じていられればいい。
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3年使いまくったノートPCがダメになってしまった。2万5千円で購入したパナソニックのwin8だから文句はない。あらゆる場面で共にして、文字を生み出し、稼いでくれたマシンだった。
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リニューアルした高砂温泉に行った。あじわいのある施設がB級感のある建物として人気だったけれど、もうそんなコアなファンは来ないだろう。立派な施設だった。雪の降る屋上露天風呂に漬かる。とてもリッチな気分になれた。