モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

いろんなつながり

10日ぐらい、毎日職場に行っている。

それは夜勤だったり(17時~7時)会議だったりしてつながったキセキ。正直2日めあたりで「もう、勘弁してください」ってギブアップしたかったのだけれども、シフトは絶対だ、バイブルのように。神は6日間でこの世を作ったらしいが、自分は7日目にはプチ鬱で死にたくなっていた。ついでに夢でも職場がでてきて、こりゃまずい。アリナミンAや栄養ドリンクの力を借りて強引に突き進む。〆はなぜか20時間近く職場にいなければいけなくなってしまったのだ。

それは夜勤前に、自分でやりたかったイベントを打つためだった。車を借りてご家族のところに訪問する。たったそれだけのことなのだけれど、初めて尽くしのことなので、とにかく注意を、ペスキスを全開にする。毎日剃っている頭髪が逆立つ。

ご家族の家について、電話をかけた。すると携帯がおかしなことを言っている。この番号、登録されている?しかも、最近できた新しいライダーハウスだ。出てきたご家族に「もしかして・・・」と聞いたらやっぱりオーナーだった。「え!ボク、蜂の宿やってたんです!」というと「そうか、ウチ見に来るかい?」と急遽ライダーハウス見学に。

いやあ、いつか来たかったのだけれど、こんなつながりで来れるとは思わなかった。それから無事車を返却し、夜勤まで1時間ほど寝て、朝まで働いた。

働きながら思った。なんて楽なんだと。そりゃ10日毎日来るようなことにもなるし、仕事中は5分と余裕がないラッシュだし、体も壊しかねない状況だけれども、それだからこそ時間が過ぎるのが一瞬で、9時間なんて

「あ」

というまに終わっているのがほとんどだ。この分なら、「あー」というまに1年が過ぎていき「ああ、そうか、終わりなんだ」ってきっと定年まで一瞬だろう。

それは20代の時、郵便配達をしながら感じた感覚と同じだ。きっと職場にいる先輩たちの年齢まであっというまに過ぎてしまう感覚。だからこそ脇道によったのだけれど、いまはそれを受け入れている。

自分の中に蜂の宿があるからだ。やるべきことをやったのだ。と、思う。俺はいつ死んでも、きっと成仏するんだろう。