モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

母親と花の話を

「ケイくん虐めたら許さないんだから」

とマコが錫杖をとりだし左右に振る。呪術だ。そう認識したときにはすでに術式は完了していたようで、俺はその場で立ち尽くしてしまう。足を動かそうとするが動かない。

「アハハ!動けないでしょ?良いザマ!」

マコが笑う。その笑い声は人が変わったようで怖い。いかにもお嬢様といった気品をかもしだしていた数分前とは大違いだ。

「虐めてあげようか?ねえ、アイスピックで目ぇついてあげる」

これがチンピラやヤクザならまだましだ。なぜなら、そんな男だったら暴力は交渉の材料なのだから、和解の可能性があるからだ。マコのような女は違う。ヤルと言っているならヤルんだろう。人は愛する人の為なら人を殺すし愛は暴力よりも強い。失明するんだな・・という予感が全身を駆け巡り、細胞という細胞がキュゥウ!としぼんだ。イヤダ。でも動けない。だが倒れることすらできない。あ、おしっこ漏らしている。マコがアイスピックをこちらに向けている。こちらから見るとアイスピックは点に見える。が、先端はもちろん研ぎ澄まされていて、俺の目ぐらいなら簡単に根元まで刺さるだろう。恐怖でパニックになるが、俺に許されているのは喋ることとおしっこを漏らすことぐらいしかない。

「好きなんだ、マコ」

そうなぜか呟いた。口が勝手に動いた気がした。これもマコの術なんだろうか?

「っつ・・・・・・・馬鹿じゃないの?」

と、あれ、何か効いてる、俺はしっかりと、心の底から言葉を汲みだした。

「バカでもいい。本当に好きなんだ。こうして話し合えることをずっとまっていた・・付き合ってほしい」

「おしっこ漏らしてるし」

「答えを聞かせてほしい」

「私にはケイくんが」

「何年かかってもいい、まっていたい」

「メーワクなんですけど」

「明日、返事をくれる?」

マコは何も言わず、アイスピックをしまい去っていった。マコの視線が外れた瞬間、足は自由を取り戻し、その場にへたり込んでしまう。助かった・・・俺の眼球・・・俺は呼吸を整え、111匹の悪魔を呼び出す。「ケイ、おいで」というと、人に化けた悪魔が近づいてきた。

「明日だ、明日、マコを殺せ」

ケイは嬉しそうに笑った。

 

***

 

あーあー、聞こえますか、レイディオのリスナー、準備はOK?存在感を消す練習は?よし、じゃあ始めてしまおう2020年の忘れ物、TOKYO2020ことはんつ遠藤のラーメンブログ、アクセスを集中させてスイッチをオンにしろ。脳細胞は血を求めている。たとえそれが元AKBじゃないラーメン屋だとしても仕方ない。ペスキスを全開にしてネットの海を泳ぎ切れ。正常さなんて誰ももとめちゃあいないんだ。

 

日記

 

人が人であるための条件として、おちんが週に1回は天を指すこと、と言うのがある。なぜ天をさすのかはわからない。それが本能なのか・・・という予言が脳漿に浮かび上がった夜勤明け、2時間ほど寝て実家までドライブしてました。

 

実家では母親の自転車をなおしたり、介護の仕事で得た知識を話したりしてました。あと花の話。40歳を超えて、母親と花の話をすることになるとは自分でも驚きです。

 

用事を全て片付け、ひたすらドライブ。家に帰って嫁と晩御飯を作ります。鮭の混ぜご飯と、落葉きのこの汁。スパークリング日本酒「澪」で。超美味い。

 

メンタルや頭は徐々に回復しているようで、今日はなんとなく頭に浮かんできた言葉を書いてみた。もっと創作したい。小説も書きたいし、ポエムな写真も撮りたい。裁判を傍聴したり、温泉とかに入りたい。自分自身を昇華させて、最終的にはゼロになりたい。ゼログラム。それが理想。