メンタルが不調だ。
おそらく、ライターの仕事が終わってしまい、何もすることが無くなったからだろう。
本業の介護だけではアイデンティティがゆらぐ。なにか行動し、創作しなければならない。心が血を吐いている。
山でも・・・と思った。緊急事態宣言は続いているが、マイナーな山ならむしろコンビニよりも安全。ケガをしたりして病院に担ぎ込まれるリスクもあるっちゃあるけど、それは道を歩いていても同じこと。そんな言い訳を心に念じて出発した。
目的は近くの愛山渓、ここをマイナーといってしまうと怒られるかもしれない。事実、平日の朝だと言うのに車が一杯だった。「まずいかな?かえろかな?」と考えたが、思い直す。いま、下がってしまったらだめだ。前に向かわなければいけない。
稜線まで一気に3時間。それからリッジになってる稜線を歩く。バリエーションルートになってる愛別岳の分岐点にザックが置いてあった。それを横目に比布岳に到着。さっきのザックを担いだ人がやってきたので話す。「やっぱりやばいっすか?」「いや、稜線はむしろ大したことなくて、とりつきの岩が浮いていてやばいです」2019年には死者も出ているコース。こんな話はとても貴重だ。
風の弱い日にならいけるんじゃないか?と思った。7月とか、朝3時から行動できる時期に、ドローンを担いで愛別岳。うん、やってみたい。来年やってみよう。
来年の目標が出来た。あとは間違いなく降りるだけ。前回はGPSも持たず、道迷いをし、ヒグマにであってしまったコースだけに慎重に。途中、山頂で将棋を打つ。負ける。かれこれ15連敗はしているだろう。将棋はメンタルの状態を図るリトマス紙だ。
来年の夏、愛別岳にやってこよう。それまでなんとかやっていこう。