モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

G1Xは遊びきれない

花や観葉植物をたくさん植えている。

その中でもお気に入りがアイビーで、テキトーな管理でもグイグイ伸びてくれるからかわいい。ちいさな手を中空に伸ばし、自分のエリアを拡大している。ライムグリーンの若葉は太陽の光を透過して輝いている。

夜勤明けでアイビーのある机に倒れ込み、だらだらとしている時だった。土の上に何かがあるのが見える。「あ、多肉植物だ」とわかる。伸びてきた多肉の茎をちぎって、ここに捨てていたのだ。そこからなにか生えている。

それをつまみあげようとすると、抵抗があった。おどろくことに、根を張っているのだ。多肉の生命力に驚いた。伸びているのは多肉の新芽。

その両手を広げて立ち上がる姿が美しく心を打った。写真に収めたいと思う。手の届くところにあったキャノンのG1Xを手に取り、シャッターを押した。

だが、上手くピントが合わない。マクロモードにしても近すぎるのか、どうしてもぼやけてしまう。このカメラを買って2、3年ほど。すべての機能を把握できていないのだ。

レンズ交換は要らないし、センサーサイズはそこそこあればいい。なにより安いし、高機能。重いからポッケにいれるには存在感がありすぎるという中途半端なカメラだったが、とにかく機能が多いのが特徴だ。キャノンのサービス精神よ。この価格でカメラを買う人に、これまでの機能は求めていないでしょと思う。

いろいろ触って諦めつつあったころ、「MF」というボタンがあるのを発見した。押してみる。「マニュアルフォーカスモードです」という表示。こうしてあっさりとピントはあって、撮りたい写真を撮ることが出来た。

 

 

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おもしろいなあ。

このカメラ、本当に機能満載で面白い。ゴツくて重いから、旅行とかには不向きだけど、一眼レフまで必要のない多くの人にオススメ。普通に取る分なら腕や知識は要らないし、今回みたいにとりたいもの、イメージがあってもちゃんと撮ってくれる。

「写真で遊びたい」って時に、これほど答えてくれるカメラもなかなか無いもんですよ。