休みだった。
やるべきことを考える。
1物干し棒の制作
2車の名義変更書類を貰いに行く
3利用者さんへの誕生日プレゼントの購入
とりあえず休日のルーティン、裁判所に電話。昼から談合があるっていうからそれに合わせて動こう。と、そこに兄から写真が送られてきた。蜂の宿のパンフがまだ置かれているところを教えてくれた。
4パンフ回収
が加わり行動開始。1物干し棒は8フィートの棒を作ればいい。部屋の隅から隅まで。3件のホームセンターをはしごして、杉材6フィートをつなげることにした。意地でもツッパリポールの世話にはなりたくない。理由はなんとなく。
裁判所に行き、談合事件の傍聴をする。以前傍聴した事件かとおもったら、同じ職場での別の談合事件のようだ。芋づるか。検察の証拠を述べている間に考え事をした。
「もし、自分が被告の立場だったら談合しないでいられたのだろうか?」
高校を卒業し、公務員になったり、建設業界に入ったりして、先輩のやることを学びながら、結婚しちゃったり子供が生まれてやしなったりして、それでも「談合なんていけない!」とやめられるか?答えはノーだった。自分だってやっているだろう。そう結論したとき、席を立った。時間がもったいないからだ。
陸運局に行き、用紙をもらう。書類を作成するのは別段面倒ではない。車庫証明で警察関係者を呼ぶのが最も面倒だ。
蜂の宿パンフはアウトドアショップにあった。10年以上前、やり始めた時に配ったものの1つだろう。ありがたい。せめてものお礼に買い物をして帰る。
今年度もっとも路面が滑りやすいコンディションだった。ノロノロと家に帰り、牛スネ肉のカレーを作りながら、本を読む。
「母さんごめん」というタイトル。介護の本だ。著者はノンフィクション作家。なので、実におもしろく、興味深く、そして知識を得ることができた。
ノンフィクション作家らしいアプローチ。認知症への理解。そしてどうにもならなさ。読んでいて泣きそうになる。
談合事件なんて傍聴しないでよかった。実に有意義な休日だった。