美瑛図書館の格闘技ブースにやられている。今日は獣神サンダーライガー自伝(上下)を読んだ。ライガーといえば高校生の時に旭川に親日がやってきたときに花道でタッチしたぐらいの間柄だ。これは読むしかないだろう。面白かった。
若い時の猪木の付き人時代や、船木との関係、おもしろいなあ。畳が汗で腐るほどスクワットをしていた話。山田恵一としてやるよりも、バリエーション豊かなプロレス人生だったのではいだろうか。そんな気がする。
影響されて体を鍛えたくなった。そこでランニングをすることにした。ただ走るだけでは面白くないので、ナイキのランニングアプリをインストールする。
アプリは想像をはるかに超えるクオリティだった。例えば信号待ちの時、勝手に停止してくれる。走るほどトロフィーくれる。ガイドがモチベーションを高めてくれる。走るのがこんなに面白いなんて発見だった。なにより、ハイになれる。
2㎞走って、プールに行き、1km泳いでまた2㎞走って帰ってきた。ただ、楽しい。さっきも大家さんに呼ばれたので行ってきた。ずっと前に手伝った農作業のバイト代を払いたいという。正直いらんかったが、払わないのも気持ち悪いのかもしれないとおもい受け取りに走っていった。すると野菜、かぼちゃをくれた。ありがたくいただくと「頼みがある」と言われる。「冬の間、車庫の雪下ろし頼めない?」イヤダ。でもなるべく角が立たないように「今実は仕事がきつくて、ちょっとムリですね」と言った。嘘だ。でも「いやです、責任も発生するので」など真実よりましだ。
嘘がつけない人がいる。認知症のご老人に対してさえ、真実をもってあたろうとする。それはとても誠実なことかもしれないが、波打ち際で砂の城を作るぐらい無意味だと思う。相手が欲しいのは真実ではなく、安心なのだ。どこにも脱出できない迷宮に迷い込んでいる時「ここからは脱出できませんよ」というのは間違っていると思う。「どこにでも行けるよ」と言ってあげるべきなのだ。どこにでも行けるのだから、いま無理して出ていくことは無い。
すごくあまっくて、美味しそうなケーキのデコレーション。そんな感じの嘘を作り相手に渡したい。新人介護職として、そこら辺を目指そうと思った。