モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

年を取ると活発でなくなるというウソ

前回までのあらすじ。

新型アクメマシーンの開発に余念がない11月の午後。博士は新しいアイデアの到来を感じていた。11坪の庭にある楓の樹木が最後の葉を落とす時、それは雷光のごとく博士の脳髄を貫いた。「・・・そうか!」と博士は立ち上がり、ドスケベマシーン8号の開発に着手するのであった。

 

世界で一番しゃべり続けることが出来る人は誰だろうか?どこかのラッパーや古舘伊知郎、目に見えないものが見える人、詐欺師、保険屋、いろいろあるかもしれないけど、その答えを知った。ご老人である。枯れ木のような体のどこにそんなエネルギーがあるのかと思うほどしゃべり続ける。夜を通して昼にまで、そしてまた夜になっても喋り続けている。全く同じことを。すなわち自分の心の不安を。そんなに不安なら、どうして元気なうちに自分の人生に決着をつけてこなかったんだと思うが、すでにその能力は失われていて、心は不安に支配される。近くに寄り添い、不安を解消してあげても、数分後には解消したことを忘れてしまう。

だからここで書いておきたい。

自分の頭が世界を認識できるうちに、自分の人生に決着をつけよう。失うこと、傷つくことを恐れ続けていっても最後には不安だけが残る。人生を使おう。たとえロクでもない結果になったとしても、使われなかった人生に比べればマシだ。命は消耗する。金は衣食住を保証するだけの単位に過ぎない。使われなかった自分の人生を嘆いたり、アイツよりはマシと優越感でガードするのだけはやめよう。

自分の命に価値があると考えるのはやめよう。

命そのものに価値はない。命が生み出す行為、時間に価値があるのだ。使え。燃やせ。捨てろ。あなたの命に価値はない。血を吹き出せ、辺りを染めるのだ。そこら辺のシミになればいい。命など、それぐらいのものだ。

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という訳でハーネスを買った。2000円ぐらいだった。山の師匠に自慢したら「クライミング行くか」ということだった。いいっすねと返事する。