心が仕事に喰われているな。と、感じた。休日だった。予定ではライター仕事をバッチリやって、それからライダーハウスの残留物を片付けて、旭川に行くついでに買い物をして温泉に入るつもりだった。絶対にやらなければならないのは買い物で、これは仕事上やらなければならないことだ。介護の仕事を初めて4か月になり、仕事量が増えたのだ。
5分。がない。仕事中の話だ。忙しくなるぞという予想はあったのだが、予想通り忙しかった。12時に出勤して、すぐに21時になった。利用者様が変わったので、落ち着くまで時間がかかるのもわかっている。しばらく、こんな状態が続くのだろう。
寝ていても仕事の夢を見た。といっても介護の仕事ではなく、飲食の仕事だった。俺はなんもわからないフロア係で、ルールがいつの間にか変わっている仕事にてんやわんやしていた。オーナーシェフは変わった人で、それを見て楽しんでいるようだった。
バッと起きるとまだ夜明け前で、ひどい汗をかいていた。気温が低い。ストーブを付けた。休日は案の定ただの時間の消費に終わった。気が付くと買い物をしなければいけなくなり、買い物は中途半端に終わり、温泉はすぐに出なければいけなかった。
いかんなと思うが、仕方ないと思う。仕事にエネルギーを傾けすぎるのは良くないが、鍛錬を経ていないで何者かにはなれない。