https://www.netflix.com/jp/title/80142090
カーチェイスが魅力の映画ってなんて楽しいんだろうと思う。この前見た6アンダーグラウンドもそうだけど、楽しいよね。天才ドライバーが疾走するって画面にまなこが釘付けになっちゃう。
序盤のインプレッサが疾走するカーチェイスだけでも大興奮。ただ、この作品のエッセンスは物語として映画が映画してるってことだと思う。
例えば、漫画が得意な表現ってあるじゃない?激熱のバトル、少ない人数で作られる多様性とか。小説だったら個人の感情とか、想像力をたよりにした恐怖とか。いい映画って見た人の心に残る余韻ってのがあると思う。それがこの作品にはある。
もちろん、重いことばかりじゃなくて、基本的にエンターテイメントしてる。音楽が特に素晴らしくて、グロテスクなシーンがパーカッションになっていたり、気持ちいいリズムに流されるように最後のシーンまで連れてってくれる作品なのだ。
あとね、ボスがいるんだけど怖いの。すっごい良い役者。ケヴィン・スペイシーって今調べた。アカデミー賞にも3部門ノミネートされていて、惜しくも受賞ならずだったという傑作でした。