無職と言うほど無職ではないけど、じゃあ働いているかったらそうでもない。フリーランスのwebライターとはそんなあいまいな存在で、今日も1円も稼いじゃいないが、案件に提案したり構成案を考えたりした。
素敵なのはやっぱり時間と労力で、家から出ないから体が疲れない。体が疲れないから食費が抑えられるし、お風呂代も減らせる。そしてそれらにかかる時間も節約できる。ただし、水分は全て凍結し、食事は質素で、トイレに行くには長靴を履いて除雪をしなければいけな。そんな、とんでもない不安定さにどう打ち勝つかがポイントだ。
うっかりギブアップしてしまいそうだ。つまり、以前働いていた工場や郵便局に戻れば、仕事はわかるし、給料は貰える。それはまあ、いいことだろう。
だが、しかし、と思う。私の父親が大きな病気をした年齢まで、あと15年も無いのだ。なにかをやろうとするなら、ぎりぎりできるんじゃない?ってぐらいの時間。それを使わなかったら、とてももったいない。
幸い、社会は最低限のお金を稼げば生きていける。私はこの豊かさを信じている。この前かったヴィンランドサガで「この国は100年戦争に巻き込まれていない、これ以上の豊かさがありますか!」というセリフがあった。
本当の豊かさって、きっと見えにくいものなのだ。ああ、あと15年もある。なんと豊かなことか。