モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

働くおじさまたち

自分にできる仕事。重いものを持つ。それだけである。いや、それすらも怪しいが、とにかく、重いものを持つ仕事の時は借り出される。借り出された先には、だいたいおじさまたちがいて、皆働く。彼らはどんなトラブルでも笑ってる。楽しそうですらある。「久しぶりだなあ」とトラブルをなつかしんだりする。まるで故郷の旧友に会ってるようだ。そしてヒョイヒョイと体を動かし、仕事に取り掛かる。それは傍目でみていて、ビューティフルだ。私の出番なんてない。とおもったら「おーい、これ持って」と借り出される。重いものが持ててよかったと思う。それぐらいでも、できることがあるというのはうれしいものだ。

認められたいという気持ちがまだあるのだ。別にどうだっていいじゃないかと一人の時は思うのだけれど、誰かの前に立つと、その人に認められたいという醜い気持ちが湧いてくる。人間の醜さ。こればっかりはどうしようもないのか。

「自分のやりたいことは何だろう?」と考える。彼女を幸せにすること、親孝行。でもそれは、他人に対してやりたいことだ。自分が、自分で、勝手に動き出してやりだすこと。裁判傍聴。山、沢登り、川下り、つまりアドベンチャー。こればっかりは、誰かに認められたいとかの気持ちではなく、勝手にやりだす自分だけの気持ちだ。