モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

ボッキ・オブ・ライス

鬱にならない方法を探している。その答えの一つに「仕事を辞めてライスで働け」というのがあった。

だが、間違っていたようだ。ライスの仕事を苦痛に感じる人もいる。

「自分だって出来るんだから」という理由で人におすすめすることがある。それは謙遜というより、純粋に自己評価が低いから。反射神経、運動神経に劣り、知力や学習能力が低い。大学にはなんとか通わせてもらったけれど、それはほぼ親の力だったと思う。

そんな私の行う事業が、今年ぶっ潰れた。その感想は「やっぱりな」だった。ありがたいことに、多くの人が使ってくれたことが誇りだった。この誇りを胸に生きていき、そして死のう。人生で他に必要なものは、8万円ぐらいの月収と、健康と、友達ぐらいだ。

月収はすぐになんとかなりそう。いままで派遣(といっても、お金をもらっていたわけではなく)していたライスセンターという工場に入らせていただいたのだ。これで12月までなんとか食える。ライターの仕事も継続しているから、死ぬことはないだろう。

ライスの仕事のことを人に聞くたび「忙しい時は忙しくて徹夜も当たり前、でもガッツリ稼げて暇な時は暇」というものだった。実際やってみると、それは当たっている。部署によって仕事は異なるが、ここまで短期間でがっつり稼げるバイトも少ないだろう。

仕事に求められる資質は「声が大きいこと」「きびきび動くこと」「徹夜できること」つまり元気なこと。元気であれば、60過ぎても出来る仕事だと思う。

だけど、元気って誰にでもあるわけではない。元気じゃない人もいる。それはそれで良いと思う。元気じゃないからって罪ではない。

つまり「鬱になりたくなかったら仕事を辞めてライスで働け」という私の「鬱にならない方法」は、人を選ぶのだ。ライスで働いたからって、元気じゃない人が元気になるわけではない。元気じゃなかったら、キツイ職場かもしれない。(そもそも、元気じゃない人はどの職場だって辛いだろう)

今日、N先輩と話していたら「昔、暑さと匂いで吐いた人がいたよ」とのこと。やはり、キツイ人には、キツイ仕事なのだ。誰でも出来る作業ではない。元気と、体力。それが人並みに必要。

そこで、私の事業が潰れた後に、ライス派遣を行おうというプランを思い直した。ライフワークの一つ、社会のための活動としてライス派遣をやっていこうとしていたが、それだって出来ない人がいるんだ。それを知らなくてはいけない。

自分を見くびってはいけない。40オーバーのバカなおっさんだけど、この仕事は楽しくできた。自分が出来るからって、人が出来ると思ってはいけない。ライスでガッツリ稼ぎたいなら、元気が必要だ。「ウルフオブ・ウォールストリート」のジョーダン・ベルフォート風に言うならば

元気がないけどお金がほしい?マックで働け

短時間の仕事でお金がほしい?マックで働け

自由な時間が沢山あって、自己実現できる仕事?マックだ

マックで働け。ライスはキツイぞ。

でも、ダラダラと働いて海外留学の夢を諦めていないか?ライスだ、ライスで働け。

しょうもない悪事をやらされて低賃金で買い殺されていないか?ライスに来い

くだらない小人物に舐められていないか?ライスで全力を吐き出せ

将来のリスクとかいう保険屋のたわごとを信じていないか?自分のことを何も知らないやつに「どこいっても使えない」というウソを吐かれていないだろうか?見ているだけで元気が無くなるような!貧乳で拝金主義の女しかいない場所で!プライドをいたずらに削られているだろう!ライスだ!ライスで勃起しろ!!