モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

斜里岳→羅臼岳2日連続登山

やあ!そこの長州力引退試合に涙をこらえきれないおじさん!

「ほれがほはえのやりかたか?」(小川直也に向かって)

美瑛町からスコーピオンデスロック!タンジェント高木ですよ!(パワーホールで登場)プロレスラーのアナルで小指が壊死した経験のある皆ならわかってくれると思うんだけど、そこそこの登山を2日連続やったら、結構きついよ!汗だるまに、きなこ餅のように埃をまぶして、そのまま車で5時間かけて帰ってきたから、体力は限界、意識はうっすら!明日になれば今日の記憶もきっとうっすら、吉本の闇営業もそこら辺を狙っていこう!つーわけで、シャワーも入れず寝てしまいました。

斜里岳は美しい単独峰で、山頂に登れば360度のパノラマがすてき!沢登りをする旧道から登ったんだけど、それがまた気持ちいいね!道は整備されていて、水にほぼ濡れることなく登れるのもポイント!給水がないけど、ろ過機があれば飲めるね(自己責任)

ガンガン高度を上げて、4時間ほどで登頂したけど、けっこうキツイ山だなあって思うわ。帰りは緑のじゅうたんを堪能しながら新道コースで帰ったよ、2時間ちょっと。途中、シェパードをつれたおじさんとすれ違って、年齢を聞いたら80歳!マジで驚いた!!

次の日の羅臼岳には2時起きで、10時間の縦走を計画していたんだけど、いろいろあって、一人だけ縦走、私は山頂ピストンで車で迎えに行く作戦に。

ヤマレコより

羅臼岳から硫黄山に抜ける縦走ルートは正規のルートになっていて、世界遺産をこんな風に歩けるなんて、日本じゃここだけでしょ?ヒグマの密度もぶっちぎりで高いから、命がけの冒険にはもってこいね!しかも、今回はOさんが熊スプレーを持っているし、Oさんが食べられている間にエスケープもできるでしょ?行きたかった!でもね、トレーニングしてなかったから、2日連続の登山はきっついの!

しかも、羅臼岳は山頂ピストンでもおつりがくるぐらい、お腹いっぱいになる山よ!苦渋の選択で車デポ役をかったんだけど、それが大正解!ギリギリだったわー!しかも、下山中にヒグマを見ることができて、本当に良かった!美しかったー!!

ナスくん撮影

そして、ひーこらいいながら、何とか下山。そして、車でカムイワッカまで行ったの。8月なら、この道は規制されていて通れない(バスが運行してる)けど、今はまだ自家用車でも行けるのね。

ながーい砂利道が続いたわ。整備されていてフラットなんだけど、電波もないし、落ちたら崖なの。そんな場所でOさんを待ちつつ昼寝。ああ、贅沢。その時、Oさんは平均台のような幅しかない稜線を冷や冷やしながら走っていたのね。

22キロ以上の山道を走るのは、さすがに彼でもきつかったらしくて、しかもそんな道でしょ。正規ルートとはいえ、体力によほどの自信がなければ、日帰りでこのルートは辞めておいたほうが良いみたい。途中でテントを張って、食料はフードロッカーがあるからそこに入れて寝るほうが良いのね。

ヒグマがウヨウヨいる場所で、テント泊なんてデンジャラス!って思ってたけど、あの感じだと本当に穏やかな性格みたいだから、下手な刺激さえしないでおけば大丈夫でしょうね。あー!やりたい!でかい一眼買って、ヒグマを撮りまくりたい!1日なんて言わずに1週間ぐらいテントで生活してみたいわー、岳の三歩みたいに。

そんな夢を持てた今回の連続登山は、控えめにいって最高だったわ。いくつかの注意点を書いておくから、もしよかったら参考にしてね。

斜里岳はくるぶしぐらいまでは水に浸かるから、ハイカットかゲーターを履いてくと良いわ。単独峰だから風も吹いたら強そうね。

羅臼岳はやはりヒグマのことが気になると思うんだけど、あせらないで、目を見つめあってあとずさりすれば問題はないと言っていいと思うの。くれぐれも、ビビって後ろを向いて逃げ出したらダメ。熊鈴チリンチリンでばったり遭遇は防げるはずよ。

・硫黄山ルートはかなり難易度が高いようね。何度も登り返すから体力や時間がかかるの。コースも崖の上の一本橋のような状態の場所があるって。携帯の電波状況も悪いから、バッテリーにも注意してね。万が一があった時のために、なるべくセーブしたほうがいいわね。

・車をカムイワッカまで回すんなら、登山者との決め事をしておくべきね。お互い電波が悪い状況にあるから、何もなければカムイワッカまで行く!とかね。例えば、万が一、登山者がなんらかの理由で引き返さなければ行けなくなっても、連絡する手段はあまりないの。あと、ガソリンも注意。ウトロで満タンにしておくべきね。水もないから注意してね。