父親の死亡に伴う書類との戦いが終わったのが去年の11月。
そして新しい戦いの幕が上がった。
3年もやってるライターの仕事に本格的に取り掛かる冬だ。
毎年、冬はアルバイトをしていて、決まって鬱っぽくなる。
特に去年は最悪だった。
見返すと、毎年の1月2月のブログは我ながら狂ってる。
その中でも、去年の2月はサイコーだとおもう。
そして、面白いことに、グーグル先生に認められているのも、そのあたりの記事だ。
「逃げ出したい!」というエネルギーは強い。
それは、冬のブログを読めばわかる。
自分はどこかに逃げ出したかった。
だけど、最高の夏が来るから耐えることができた。
今年は違う。
ライター専業は確かにきつかった。
凹みに凹んだ。
まったく稼げなかった。
それでも、何かの階段を上った感覚がある。
その冬が終わってしまう。
気温は相変わらず最高0度ぐらいだけど、雪はもうない。
4月だ。居酒屋の準備をしなければいけない。
電車の掃除をする。
おばあちゃんの家から貰ってきたアイテムを開放する。
クリスタル灰皿が4つもある。
道場六三郎のおぼんがある。
他にも
実家で使わなくなったもの。
象牙とおもわしき手触りの麻雀牌がある。
また、ライダーやお客さんからもらった漫画およそ100冊ぐらいを増刷する。
後は何だろうか?冷蔵庫は、やはり大きくできない。
電子レンジも、現実問題不可能だ。
朝食をさっくり作れる施設がないのがもうしわけない。
それでも、自分だったら理想的な環境を作れたと思っている。あまり大きな声では言えないが、悪くないライダーハウスだ。ライダーは5月までやってこないので、それまで居酒屋の準備になるだろう。
ライター以外の仕事が増えてくると、労働時間の限界が来るかと思っていた。
だが、おもしろいことに、仕事はどんどんなくなっていった。
残ったのは、やりやすい仕事と、お金になる仕事。
これぐらいなら、ライダーハウスをやりながらでもこなせる。
そして、それは去年の春にはなかったものだ。
専業をやらなければ、出会えなかった仕事達。
とにかく、前に進まなければ、景色は変わらない。
変わらない景色に、あまり興味がない。
きっとそうゆう人を旅人と言うのだと思う。