恐怖を克服するには、その恐怖の元へ行かなくてはいけない。それもいますぐ。
お盆の時期は警戒していて、暴れる人がいたり、寝ない人がいたり、「23時に出発するんで、お金払わないでいいですか?」って人がいたりする。だから余裕が必要だと考えていて、キャパ8割ぐらいがベスト。欲張っても痛い目に合うだけだ。
実家に用事があって夕方ライダーハウスに帰ってくると、軽トラをキャンピングカーにしている人がいた。「なぜ、ライダーハウスに?」と思った。「15年前にチャリダーで来たから」ということだ。
失礼だけど、最初はすごい警戒していた。異常者かもしれないと思っていた。軽トラの後部座席を改造して、キャンピングカーにするなんて頭がいかれている。きっと爆音でアッシド感満載の般若心境を流すに違いない!なんて妄想した。
が、話してみると実におもしろくていい人でした。本当に申し訳ございません。そもそも怪しさでは当方のライダーハウス以上の存在は少なくて、そんなところに来ていただけるのですからありがたいそんざいです。
気になるところとして強度は?と聞いたら「大丈夫」ということです。2×4で組んで1万キロ以上走行しているとのこと。
そして次に気になった「車検は?」と聞いたら目からウロコ。
ジャッキアップして、このくぼみに単管パイプをかける。そして車を発進させるとただの軽トラに変身!ということでした。すごい!
「指で固定する蝶ネジじゃないと〇〇県警はゆるしてくれないんだよねー」という具体的なエピソードもおもしろかったです。
室内は広くて、十分ねれます。スプリングマットを装備しているから寝心地も最高。リアルキャンピングカーよりも寝れるらしいです。
仕込みがあるのに、話が面白くてついつい話し込んでしまいました。つくづくお盆時期にビビっている自分がいることを認識します。
ビビる
↓
守る
↓
妄想が膨らむ
↓
よりビビる
というふうにスパイラってるのです。恐怖を感じたときは、その恐怖の源泉へ向かわなくてはいけない。それもすぐに。いますぐにだ。