モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

共同生活の場で強姦被害を起こさせない方法について

ライダーハウス蜂の宿管理人のノザワです

 

ライダーハウスは共同生活の場です。そこでは男女が出会う機会が少なからずあります。私はライダーハウスを始める時から「女性が嫌な気分にならないよう気をつけよう」と思っていました。別にカッコつけているわけではありません。ビジネスとして女性を優遇しようとしたわけでもありません。ただ、気分が悪いからです。

 

10年ほどライダーハウスをやってきましたが、女性が被害にあったことは私の知る限りありませんでした。「やばいかな?」と感じたことが一度だけ、それも同じグループの男女です。男性のほうは出禁にしました。

10年やって一度だけというのは、想定よりも少ないといえます。いろんな要因があると思いますが、私の考える共同生活での強姦被害を起こさせない方法について。

 

1.なぜこのようなことを書くかというと

SNSでこのような文章が回ってきました。

note.mu

とある山奥の共同生活をする家、シェアハウスのようなものでしょうか?そこでおきた強姦事件です。

で、どうやらそこはここのようです。

www.j-cast.com

このNPOと関係の深い人が加害者。被害者と加害者はこのNPOを通じてつながっているようです。

その後友人を連れて一緒に泊まろうとしていた場所の家主から一本の電話が入る。
急用でどうしても帰れないから、今日はそのままそのおじいちゃんの家に泊めてもらってほしいとのことだった。

 事件は加害者宅、被害にあったのは筆者の友達。つまり知人の男性宅に女性二人で泊まったという形。

そして続き

note.mu

被害者からのメッセージが載っています

・被害に遭ったら、とりあえず3日以内に警察か婦人科に行ってDNAをとってもらうこと。・すごく気持ち悪いけど、お風呂に入らずにいくこと。・それができなければ、着ていた洋服などに相手の体液や毛が付着していれば証拠になるから、脱いでビニールに入れて保管しておくこと。

 ・・・・

 

さて、私も共同生活を提供する側の人間です。強姦被害を起こさせない方法を考えて生きたいと思います。

 

2.なぜ強姦するのか

http://www.meijigakuin.ac.jp/~katos/2007B07.pdfより

 

・性的欲望だけでなく、ストレスや男性性の確認などが加害者の根本にあるということ。

・被害者とは知人であるケースが多く、そして人通りの少ない屋内で行われるということ。

・暴力など恐怖で女性を支配しようとすること

 

このことから強姦をする男性のイメージは

自己実現できていない。

・女性を暴力で支配しようとするタイプ。

・レイプする場所を持っている。

と想定できます。

 

ここで違和感を感じたのは、輪姦とは違うということです。

スーパーフリーのような事件では大学のサークルで行われました。北尾トロさんの書籍で裁判の内容が記述されていますが、加害者はただの意志の弱いクズです。暴力で支配しようとするタイプではありません。

そしてこれ

bipblog.com

集団になってしまうと、意志の弱い人間がレイプ魔に変わる可能性があります。それをとめるにはボス猿が理性的でなければいけません。

 

3.集団生活におけるボス猿

つまりボスさえしっかりしていれば、たとえ男性10人のなかに女性1人で入っていっても危険はありません。むしろ安全です。なぜなら「恐怖で女性を支配する」という心理が働かないからです。

もし仮に集団生活をしている男性一人が強姦を試みようとしたとします。その行為は周りの理性的な男性によってストップします。レイプ魔の暴力はあくまで女性一人にのみ有効だからです。

最悪なのは集団のボス猿がレイプ魔だったときです。ボス猿の行為は他の男性から規制されにくい権力を持ちます。もうありませんが過去にそのようなライダーハウスがありました。

夜寝ていたらオーナーが「マッサージしてやろう」と女性部屋に入ってくるらしいです。そのことで裁判まで起こされたとか。

オーナーでなくても男性は複数人集まると自然とボスが誕生します。そいつがろくでなしだった場合、無法集団が生まれてしまいます。

 

4.密室ほど恐ろしいものはない

山奥の人気のない一軒屋というのは危険です。逃げることができない環境というのは、レイプ魔にとって理想的な条件だからです。

強姦が起こるのは決まって密室で、人気のない、暗いところ。明るくにぎやかなところに行きましょう。

 

5.共同生活で強姦被害を起こさないために

まずボスを見極める

ボスがヤベー奴だった→女性の場合、逃げる。集団から離れる

男性の場合、ボスと対立する。集団に入らない。被害に会いそうな女性の近くにいる。

密室を作らせない。密室になりそうな場所をチェックしておく。

仲間を作る。ボスから遠い気の弱そうな男に話しかける。「ボスってやべー奴だね」と同意を作る。

 

6.自分がボスでレイプ魔がいる場合

縁を切る。そのための理由を見つける。話し合いに持ち込ませない。

やらかしたことを相手に確認させる。他のメンバーにもそれを伝え共有する。

つまり孤立させる。それができないなら、全員を排除する。

相手に恩を売らせない。親しくしない。

 

7.さいごに

被害にあわれた女性に深く悲しみを感じています。1日も早い心の回復を望んでいます。

被害にあわれた方、ご家族の方へ | 犯罪被害者のメンタルヘルス情報ページ

 

結果論だけどNPOのリーダーはヒッチハイクなんてしてる場合じゃなかった。事前に兆候があったのなら、加害者の排除に全力を尽くすべきだ。恩も縁も全部ぶっちぎれ、田舎だからできないというのは言い訳で、ネットがあるから田舎でも金は稼げるし、協力者も探せる。

リアルでできるのは姑息な人間を理屈を使わず排除することだ。暴力や権力、政治力や国家権力、空気感やそれら全てで。それが僕らボス猿の仕事だ。