まあ、いろいろありました。
数年前から大家さんに「買わないかい?」と声をかけていただいてます。ライダーハウスそのものを買うのは私の人生において大事なポイントでした。
「買いたいです」
と返事はしているのですが、その値段はやはりPON!と出せるものではなく、いろいろ悩んでました。
ひょっとしたら他の人に売るかもしれない
大家さんもいつまでたっても金策しない私に対してハッパをかけてきます。無理もありません。
私にとってエベレスト登頂のように果てしない目標です。自分一人では金を用意することもできなくて
「このままフェードアウトするのかなあ?」
と思っていました。
金が無いのは罪です。
親孝行することができる
そんな折、私の親の体調が悪化しました。昨年の9月のことです。
病院まで通院する必要があるので、その運転手として私が実家に帰ることになりました。
8年住んだ美瑛のライダーハウスの維持をライダーに任せて、実家で仕事を探します。
といってもインターネットさえつながっていればどこでもできるWebライターの仕事なので、親の運転手の間にできる仕事です。
車に乗っているときやご飯を食べているときに親といっぱい話をしました。ライダーハウスを買おうか迷っていること、カネが無いから買えないこと、それぐらいなら貸してやるということ、ペイできないかもしれないこと。
いろいろ問題点を話し合っていくうちに、一つの結論のようなものが見えてきました。
問題は電車です。
電車
ライダーハウスの敷地内にある電車は飲食店です。居酒屋として収入の柱になっています。
それは結構歴史的な建造らしく、初代の大家さんが大金はたいてもってきたらしいです。
すでに30年はそこにある計算なのですが、冬使うには寒く、だからといって手軽に撤去できるものではありません。
もし、私が買うのならこの電車をなんとかしないといけないでしょう。
居酒屋として使いづつけるのはいいのですが、もし倒壊して撤去となると大金が必要です。
その金額はいくらになるのか想像もつきません。
だからそのことを大家さんに相談することにしました。それで安くしてくれるなら買おうと。
介護とライダーハウスと仕事
幸い親の体調は落ち着いてきて、今年もライダーハウスが出来そうです。ですがこれから先は当然不明。
選択肢としては夏の間美瑛でライダーハウスと居酒屋をやって、冬は実家でwebライターをやる。
そんな生活ができるのか?と思います。
実家はぬるい生活ができるので、いつまでたっても成長しないままでいれます。金を稼がなくても死なないし、親孝行しているという大義名分もあります。
それを私は何年続るのでしょう?こんな記事を読みました。
・・・そうか10年か。
間違いなく腐るな。
50前になって、生命力のかけらもないヤツになっているでしょう。
ん、自分らしく生きることをあきらめてはいけない。自分の人生だからな。それは倫理や人情よりも大切だ。
結論
親から金を借りて、大家さんから安くライダーハウスを手に入れる。
自分でライダーハウスをやりながら後継者を育てる。第一候補は出て行ってしまったので、まったりと募集する。
通年でライダーハウスの管理が出来そうな人が見つかったら実家に拠点を移す。
生活の糧を得る仕事はWebライターを目指す。
という方向です。
あと、ライダーハウスは繁忙期は電話での受付、予約を受けていません。偉そうな所になってます。
その代わり
1人で
飛び込み
だったら大体入れます。
入れなくても近くに別のライダーハウスがありますので心配なく。
「生命とは動的均衡である」と福岡真一先生は言っています。例えば川。川の水は常に入れ替わっているけど、川の姿はあまり変わらない。
私たちの体も同じです。細胞は3か月周期で入れ替わっているけど、別人になったりしません。
ライダーハウスもそうでありたいです。人は入れ替わるけど、常にそこにありたい。その核にある小さなルールだけ作ることができればいいと思っています。