名寄は2月の平均気温はマイナス9度という土地です。そこにある北国博物館は寒い土地ならではのアイテムがたくさんありました。例えばこれを見て「なんだこれ?」と思いました。
ただの三角形の木枠に見えます。でもこれは立派な雪対策アイテム。馬にこれを引かせることで道の除雪ができるという優れものなんです。
旭川から車を走らせ1時間、気温がマイナス10℃まで下がった日でした。
立派なエントランスにフーコーの振り子
地球の自転を証明する実験らしいです。
入場料200円を払って中へ、するとやばい雰囲気でした。
地球です。「名寄と同じ緯度の世界の都市を覗けるよ!」というギミック。地球儀に「ハルピン」と覗き穴が開いていて、中を覗くと地味な白黒写真が見れました。
・・・・・これは・・・アッチ系か!?
とイヤな予感がただよいます。アッチ系とは博物館・郷土資料館マニアにとってはおなじみの「ダメな館」の予感です。良くいえばB級スポット。
まあ、どっちでもいいんですけどね。
B級はB級で味わいがあるので面白いんです。
熊のはく製って北海道にある博物館のメインキャラクターだとおもいます。それがここではこの扱い。
「冬眠中の熊」
うん、斬新。
つづいて「それホントに遊べるの?」シリーズ
片足スケートです。使いこなしたらカッコいい。
そして突然シュールな空間。
「ここから覗け!」と穴が開いています。
覗くと別の世界線の自分がこっちを覗いていました。ということはなくて、古い街並みのジオラマがあるというギミック。
名寄鈴石(実物)だよ!鳴らしてみよう!
あーびみょうにかたかたいうかな?ぐらいの鳴りっぷりでした。
伝説のアイヌ人兵士「北風磯吉」
「怒り金時」でおなじみの名寄出身力士、名寄岩のコーナーです。
最後に名寄市のムービーを見て終了です。夏場だったら屋外に展示してある、実際のSLがすごいらしいです。が、冬の間はブルーシートにくるまってました。
厳しい寒さを耐え抜いた知恵のようなものが展示してある博物館でしたが、全体のボリュームとしてはやや少なめに感じました。SLがあればそんな印象は受けないかもしれません。
こういう手作り遊具が好印象。
隠しきれないB級感が随所にみられる博物館でしたが、壊れたままの設備は無く、全体的に好印象でした。ですが人に胸を張っておすすめできる場所ではないかもしれません。B級に振り切ってくれればもっとよかったかもと思うぐらいです。
つまりは普通の博物館でした。
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