映画の感想の記事になります。 ネタバレを含みますのでご注意ください。
映画「メッセージ」が面白かったという話です。
UFOの形がばかうけ、とか、柿の種とかいろいろ言われています。
まあ、酒のつまみにでも見るかぐらいの気持ちで見始めたら、今年一番面白かった作品でした。
これからネタバレありですので、ちょっとでも気になったのならgoogleplayで400円払ってみてみることをおすすめします。
その価値は十分あると思います。
内容
UFOがやってきて、宇宙人と意思を疎通しようって話です。
大航海時代の地球人のように、言語が全く通じない相手(なにをするかわからない)というのは恐ろしいもので、この作品の宇宙人も超おっかない。
だんだん脳に侵食してくるし。
しゃべる言葉は意味不明で、言語学者のルイーズ博士が文字によるコミュニケーションを図ります。
これが上手くいって、宇宙人文字をイカっぽく墨でピューって書くんですね。 その文字が書道で○を書いたようなミステリアスなもの。
この宇宙人文字を解読するにしたがって、物語が進行します。
言語によって考え方が変わる
物事のとらえ方、考え方はその言語に影響される。 というサピア=ウォーフ理論が物語の重要なキーになっています。
英語なら合理的になるし、日本語ならおくゆかしくなるというものです。 メッセージでは宇宙人の言語を習得することで、主人公に「未来が見える」能力がそなわっていきます。
「んなバカな!」と思いますが、宇宙人は前後の概念がない生き物で、地球に来た目的も「3000年後に人類の助けがいるから」というものです。
何度も見たくなる
静かに、規則正しく進んだ物語は、後半になると激しく、順序も飛び始めます。 1回目の鑑賞でもわかることはわかるのですが、何度も見直したくなる映画でした。