納沙布岬にいったことがありませんでした。
「いつか行く」と思いつつ、チャンスがありませんでした。
で、来週から晴れ続きで、仕事はひとまず中休み。
メールチェックできれば問題ない状態です。
おまけに、リゾバがおわった先生(あだ名)がやってきてくれる。
「・・・チャンスだ」
と思いたち、出発です。
留守は任せた。
晴れといっても、気温は4月。
重ね着を貫通する冷気と戦って、昼に帯広、釧路、そして日が落ちかけたころ…
うはー走った。
途中から「最東端に1日でタッチする」が目的になって、
泊まることを考えないで走ったから、どこに泊まるか決めてない。
できれば根室で・・・
ひまそうな旅館に飛び込む
「満室です」
て、そうですか、そうですよね。
ああ、私は私のようなやつにやさしい宿をやりたいなあ。
「じゃあ、そこらへんの床で」
っていってくれたら、気温0度の根室→釧路なんてはしらなくていいのにな。
でも、きれい。
4月の青空は感動的でした。
全身カイロまんになりながらも、13時間も走れたのは青空がきれいだったから。
あと、きついほうが楽しいってしってるから。
「動き出せば、きつい思いをする。そしてそれは物語になる」
ということを考えながら、体が動かなくなるまで走る。
体が動かなくなったら、動くまで休む。
休むといっても道東のコンビニは少ない。
結構ぎりぎり、途中シカを轢きかける。
なぜこんな思いをしてるのか?
それはもちろん私が物語を欲しているからだ。
私は物語を欲していて、物語がない者を排除する。
物語がないのは子供だ。
そのまま大人になれば奴隷となり、家畜となる。
物語があって、初めて大人になり自由になれる。
そんなことを考えて、なんとか21時、釧路のネカフェにチェックイン。
ああ、恐ろしく寒く、美しかった。
晩御飯は贅沢に寿司でした。
回転寿司でも地方色ってあるもので、おもしろおいしかった。
これはこまいっこ。