旅人ブログを読んでいたら、こんな記事を発見しました。
くずゆくんという去年ウチにも来てくれた旅人さんです。
彼はバイトに落ちたり、首になったりして、現在タフな状況にあるようです。
記事では「気づいてないだけで、、オレって無能?」というニュアンスで締めくくられています。
そのあたりを読んでいたら胸が痛くなりました、私も自分が無能と気づいたときは苦しかったです。 それは保険の営業を始めて半年が過ぎたころでした。
当時の私は郵便局の保険セールスマンとして、人生最大のエネルギーをつかって保険のセールスに取り組んでいました。 寝てもさめても仕事のことしか頭にありません、保険を売ることしか生きていく方法はないと思っていたのです。
でも、はじめてみたら惨敗でした。 まったく売れません、どんなにがんばっても売れないんです。 半年たって、研修で同期になった人の売り上げをまとめたグラフが送られてきました。 予想はしてましたが、ぶっちぎりのビリでした。
つき20万ももらってませんでしたが、給料をもらうことが苦しくなってきました。 どう考えてもお荷物です。 そこまで行ってやっと「ああ、自分って無能なんだ・・」
と理解することが出来たのです。
それから2年ほど保険のセールスマンとして技術を上げましたが、やはり売れませんでした。 最後の半年間はサボってましたが、無能感はずっとつきまとい、飲食やライダーハウスをやっても「自分は無能だから」と割り切っています。
でも無能だからいいこともあったと思います。
へんにプライドをもつことなく、汚れ仕事を引き受けました。 無能だから誰かと衝突することもすくないです。 今の仕事は無能な自分に向いている仕事だと思います。
きっと世の中には無能の為にある仕事ってのがいっぱいあるから、そのために絶望することはないんです。 「自分は無能」と気づいてから出来ることがあるんですよ、無知の知みたいに。
広告