この前「拝啓、民泊様。」というドラマを見ました。
民泊のいいところだけ切り取ったような、御用学者のような作品かな?と思いましたが、ぜんぜん違います。 むしろ、あーこんな問題が起こるのか、そりゃ起こるよなーというトラブルをネタにしたエンタメ作品でとても面白かったです。
さて、Airbnbなどをつかった民泊はこれからもっと広まっていくと思います。 それは決して東京だけの話ではなく、全国各地の観光地を始め、隅々までひろがっていくでしょう。
それはビジネスとしても魅力的で、数件の物件を持ち、清掃は業者に依頼して、何十万という月商を上げることも可能です。
また、自分の住む家の空き部屋を有効活用する方法としても民泊は有効です。
そしてもう一つ、移住を考えている人にも民泊は使えるのです。
たとえば、美瑛のような場所には、誰も使っていない一軒家が結構あります。 駅から車で30分以上かかるような場所に、ポツンと立つ古い一軒家です。
ぎりぎり水道と電気が来ていて、トイレはボットンだし、除雪は面倒な物件はもう商品価値が無いのでしょうか。 そんなことはありません。
まわりになにもありません!
という商品価値があるのです。
つまりは、こうゆう事が言えるのです。
今まで見向きもされなかった古い一軒家に、価値をつけることが出来る。
と
それには、絶対的にDIYスキルが必要です、床と壁と天上を張り替えて、水道管の交換ぐらいできるようじゃないと厳しいでしょう。
好きじゃない人には苦痛の作業です、でも、好きな人にとって、これ以上面白いことはありません。
私は、私の作ったハリボテのような空間に住んでいますが、苦労して作ったそれはわが子のように可愛いものです。 ついついにやけてしまうときがあります「よくつくったなあ・・」と。
私にDIYのスキルなんてありませんでした、ただ、金がないからホームセンターにあるもので自分で作るしかなかったのです。 ネットと藤門弘の「ハンドメイドハウス」という本を見ながら作ったのです。 作りながら思いました「これは本能的な快楽だな」と。
おそらく、男には建築欲という本能があると思います。 アリが地面に営巣するように、男は木材で空間を作りたがるのです。 やってみたらわかりますよ、きっとアナタにも建築欲があると思います。
この建築欲とAirbnbが合体したとき、田舎への移住のハードルは極端に低くなります。 移住において最大の案件「仕事」と「家」が同時に解決されるのです。 そして、一つ目の民泊宿が完成するころには、次の物件が目に入っていることでしょう。
これは収入の入り口をどんどん増やしていくようなものです。 民泊とDIYだけが仕事になることも決して不可能なことではありません。 それはインターネットが生み出した新しい仕事と言えるでしょう。
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