「 誇り 」とはなんだろう?
英語にすればプライド、でもプライドは日本では
もう「 誇り 」とはズレてる。
プライドはプライド。
誇りってよりは、 心の中にある譲れないポイント、
誇りってよりは、矜持、傷つけられたら怒るやつ。
長年積み重ねたことに対する気持ち。
それがプライドって言葉のイメージ。
じゃあ誇りってなんだ?と
そんなことがわかった気になったことがあった。
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保険の営業をやめたこと
23で郵便局に入り、25から保険の営業部門
すなわち簡易保険の外務になった。
コミュニケーションを鍛えたかったからだ、当時の
局長に希望を出してあっさりと希望は通った。
数ヶ月の研修期間を終えて、いざお客さんを求めて
知らない家、家、家々を回りまくったが
全く仕事にならなかった。
コミュニケーション能力は劇的に向上したけど、
契約書にハンコをもらうことができない。
そんな毎日がすぎて2年たったころ、とある先生
( インストラクターと呼ばれていた )
に営業のやり方を教わって、その通りにやってみたら
契約をもらうことができた。 少し強引なやり方だった。
その契約もハンコをもらう段階になって断られた。
「 本当にごめんなさい 」といわれて長いもをくれた。
そのとき、自分の前に分岐路があるのが見えた。
すなわち、このまま強引なやり方でご飯を食べていくのか?
それとも28歳で郵便局を離れ社会にでてみるのか?
28歳で?
郵便局をやめて?
フリーター?
でも、やめたら保険を売らなくていい。
他人を傷つける、死ぬほど嫌いなやり方で。
ん?死ぬほど嫌い?
死ぬほど?
マジで?
…
マジだな。 保険の営業をしなくていいなら、命を懸けてもいい。 それなら28でフリーターでも、一生惨めでもいい。
退職は恐ろしかったが乗り越えることができた。
このことは誇りだ。
こんなまとめを読んだ
冤罪で家族にまで捨てられた俺が厄落としに来ましたよ BIPブログ
大学のパーティーで集団レイプに出くわす。
↓
こっそり警察を呼ぶ
↓
全員検挙されたが、 別の通報者がでてくる
「おまえも参加しただろ」と言われる
↓
大学を辞めさせられ、家族と縁を切られ、精神のバランスを崩し、水商売になる
↓
そんなある日、レイプ被害者と家族が
やってくる
「 あなたの冤罪を晴らしたい 」といわれ、父親からは
「 娘の大変なところを救っていただきありがとうございました 」と土下座をされる。
ここらへん で思ったのだ。
冤罪でひどい人生をあじわって、それはこれからも続くんだろうけど、この出来事を胸に生きていけるんじゃないだろうか?
レイプ加害者への怒りはいつまでも収まらないかもしれないけれど、恐怖を乗り越え自分の正しいと思う行動をして、それを知っている人がいるんだ。
それが「 誇り 」ってやつだ。
それさえあれば どんなクソな人生でも生きていけるんだ。
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