FTRって楽しそうなバイクがあるのよ。
シンプルな空冷単気筒で、シンプルなキャブ、
シンプルな見た目、でかいタイヤ。
初めて知ったのは
「 マイ・フェイバリット・バイク 」という漫画で、
「 FTRは乗り手を成長させる! 」って書いてあったのが「 ほほう 」となったのね。
そんないつか所有してみたいバイクが、また生産中止みたいよ。
広告
ダートラってしってる?
ダートラってしってる?
ダート・トラック、つまり非舗装路面の楕円コースを
ひたすらドリフトしながら走るレースなんだけど、
youtubeで検索したらこんなのがでたわ。
わはは、すっごいわね~。
FTRはそもそも、こんな使用目的で開発されたらしいんだけど、それが思いのほか都会のヤングにヒットしたのね。
いわゆる「 スカチューン 」といわれるパンパン音のするマフラーをつけて、ゴテゴテ社外品のパーツをつければ、あっというまにオリジナルバイクの完成!ってやつね。
FTRはそのメンテナンスのしやすさ、むき出しのシンプル設計、足つきのよさ、ダートラ用のでかいタイヤのかっこよさ、などからスカチューン向けなのよ。
そのいじりやすさのためにはキャブレターであることのほうが都合がよかったのよね、ホンダもわざわざインジェクションの波に逆らってFTRをキャブで作り続けていたんだけど、さすがに「 もういっか 」とやめてしまったようね。
で、話はキャブレターの何がよくて、インジェクションの何が悪かったのかしら? キャブレターを手放さなくてはいけない事情ってなにかしら? とそこらへんの話よ。
排ガスとか燃費とか
地球が温暖化してヤバイ
↓
二酸化炭素を減らそう
↓
エンジンの効率をあげなくちゃ
↓
キャブよりもインジェクションのほうが燃費が良い
↓
もうキャブはやめよう
って話なのね。
電子制御されたインジェクションはその環境でベストの混合気をピストンに供給するから、キャブよりも燃費がいいのは当然よね。
でも、シンプルなキャブはどんな田舎でも整備が出来るし、新興国にむけて発売するにはキャブのメリットも捨てがたい。 それに、安いしね。
ただ、これから排ガス規制をクリアするキャブを作るには、それなりの研究費用とかがかかっちゃうんでしょうね。 メンテナンスの楽しさとか、機械への理解度とか、あじわいとかいろいろあるけれど、空冷単気筒キャブの絶滅はもう時間の問題でしょ。
だってあのハーレーだってインジェクションになっていくんですものね、だから最近のハーレーのりは強引に3拍子になるようにセッティングするらしいわ。
将来バイクの電動化の波がきたらどうするのかしら? 「 やっとモーターがあったまってきたところだぜ! 」って言うのかしら? まあ、そんな未来も面白そうね。
まとめ
FTRは、インジェクションで復活するのかしら? それには東南アジアでキムタク的な人がFTRっぽいバイクに乗ってもらう必要があると思うんだけど、結構厳しいかもしれないわね。
FTRのデザインは、ワタシ本当に好きなんだけど、これからはもう売れないかもしれないわ。 だから、いまFTRの新車を買って、10年くらい寝かせておけば、カタナのようにプレミアになる可能性もあると思うけど、そうなったら
「 スッ 」
っとFTRを生産しだすとおもうのよ、ホンダって会社は。
広告