モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

北海道D級観光地

北海道が開拓されて、ほぼ200年。 もはや、北海道に人跡未踏の地はないのだろうか? 心躍る冒険は? リスクと引き換えにたどりつく景色は? 

 

ないこともない。

 

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もちろん、死んでも個人の責任なデンジャラスな観光地。 他にもあったら教えてください。

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ややD、太田山神社

太田山神社 - アンサイクロペディア

 日本一参拝の難しい神社として有名。 50度を越える斜度の石段、クマ、蜂、を乗り越え、さらには90度の岩壁をクライミングしてやっとたどり着ける。

 近年、クマエンカウント率が激増したのか、看板の恐ろしさが増している。

 

あるいみD、芦別( 北海道 )大観音

 われらが愛するB級スポット、芦別大観音が宗教法人に売り渡された。 これで、

「 もう二度と・・・胎内めぐりできないんだ・・・・ 」と肩を落とした変態もすくなくないだろう。

 だが、できる。 できるのだ。

宗教法人 天徳育成会 北海道分院 芦別 天徳院(天徳館)

 経営している天徳育成会のHPによると、胎内めぐりはべつに禁止していない。 

予約して、大手を振って、胎内めぐりはできる。 その際、天徳育成会の方から、なにか説明があるかもしれない。 ないかもしれない。 だれか、勇気のある変態! ぜひ、チャレンジしてほしい、僕はおっかない。 だからD。

 

基本的にダメD、旧住友奔別炭鉱立坑櫓

4travel.jp

閉鎖された炭鉱である。 所有者がいるので、NPOに許可をもらっても近くから見るだけ。 ただ、困ったことに、B級スポットガイド雑誌や、それをライダーハウスで見たライダーが「 すごかった 」とホオを高潮して行ったりしてる。 大変危険だ。

 聞くところによると、「 まるで、地球の中心へ向かっている穴 」が開いていて、「 除きこむと、引き込まれそう 」になるらしい。 炭鉱事故でなくなった方の霊がよんでいるのだろうか? もちろん、行ってはいけない。

 

クマD、岩間温泉、ヌンプトムラウシ日高山脈

周知の通り、北海道のクマ人口は、ヒト人口をやや上回る程度である。 そのため、普通に生活していて、野良のクマにエンカウントする確立は芸能人よりも低い。

ヒグマの推定生息数、前回調査の2倍 北海道庁が公表 :日本経済新聞

 だが、例えばフジテレビ本社に観光に行った場合、芸能人とのエンカウント率はどうなるだろう? とうぜん、跳ね上がる。 これから紹介するのは、クマのお台場ともいえる、スイートスポットだ。

岩間温泉

大雪山系の東側、ライダーに人気の三国峠糠平湖の間。

北海道の源泉掛け流し温泉と混浴露天風呂情報 : 岩間温泉 岩間の湯

何も人工物のない森が広がっている。

Google マップ

その広大な森林の奥の奥、フラットダートを走りとおした最後にスカイブルーの

温泉がある。 この温泉は愛好者によって保存され、割とにぎわっている。

問題は道中だ、途中に案内板はなく、クマの気配は濃い。 車ならばいいだろう。

しかし、バイクで行くのなら、

1、 クマに襲われる恐怖

2、 道に迷う恐怖

3、 ガス欠の恐怖

と戦わなくてはいけない。  僕も始めていったとき、入り口を見つけれなくて迷っていたら、颯爽と軽バンが現れ「 兄ちゃん!! 温泉かい !!? 」とおじさんが現れた、「 はい! 」と答えると 「 ついといで!! 」と軽バンをWRCのようにかっとばすおじさんに必死についていった。 アシは父親から借りたビラーゴ250であった。 

 いくつかの分岐を超えておじさんことコリンマクレーがとまった、

「 この先だから! 」といって走り去るマクレー

「 え? 」と取り残されたヤマハのアメリカンにのる僕。

おそるおそる進むと、やっとこ駐車場にたどりついた。 いやあ、安堵。

だがしかし、もう夕日が傾いていたので、帰りは必死だった。 方向感覚をマックスで研ぎ澄まして、アスファルトの国道に帰ってきたのだった。

 

 

ヌンプトムラウシ温泉

大雪山には南からしかアプローチできないところがある。 

秘湯中の秘湯・ヌンプトムラウシ温泉 (2012)

Google マップ

トムラウシ温泉までは舗装があって走りやすい。 ただ、距離があるので、昔のライダーは「 トムラウシに行くならガス欠注意、直前のスタンドでかならず満タンにすること 」と注意しあっていたらしい。 ヌンプトムラウシはさらにそこからダートで走らなくてはいけない。

 

 ところで、この道は登山客に人気である。 トムラウシ山は100名山の一座で、

『 大雪の奥座敷 』と呼ばれる人気の山だ。 近年遭難事故があったので、記憶にある方も多いだろう。

 とあるチャリダーが、そのトムラウシまでのバスの運転手さんだった。 一緒に肉ビールをしていたらトムラウシの話になり「 いやあ、運転してたらしょっちゅう会うんだよ、サイレンならして「 どけどけ!! 」ってやるんだけどネ! 」ってことだ。

 いかにこのエリアがクマの生息地か分かるエピソードである。 銀座で飲んでいたらキヨハラにであった、ぐらいの遭遇率であろう。

 

日高山脈、幌尻山

三毛別と双璧のクマ被害事件

福岡大ワンゲル部・ヒグマ襲撃事件をご存知の方もいるだろう。

それが日高山脈、その一つに100名山の幌尻岳

 クマには個性があるのだが、ワンゲル部の事件で登場するクマは気が狂っているとしか思えない、クマ界の少年Aである。 

 先ほどの紹介した東大雪に「 クマ観察スポット 」があるのだが( 正確には沼めぐりコース )国から要請を受けたレンジャーが一日中熊を観察している。

 結構ゆるやかな仕事のようで、気軽に話しかけるとひょいひょいクマ情報をくれるのだが、印象深い言葉があった。

「 最近好奇心が強いやつがいて、登山道にでてきて、逃げないんだよねー 」

つまり、クマってヤツは人に会ったらだいたい逃げるのだ。 いかにワンゲル部を襲ったクマがイカレ熊だったか分かるものだ。

 日高山脈でクマに襲われたっていうのは、ホリプロの駐車場で遊んでいたら、ワダアキコに怒られたってくらいの当然のことなのだ。

 

D級、知床岬

 ご存知世界遺産知床岬。 その先端には道が通っていない。 だから歩いていくか、海路をいくしかない。

 何年かに一度挑戦するチャレンジャーが現れる。 おそらく、日本最後の秘境であろう。

 そして、当然かれらのエリアだ。

 知床岬にいって、クマに会わなかった人の話を聞いたことがない。

 ジャニーズライブに行ったらJr.がいた

 ってくらい普通のことなのだ。

 

まとめ

 まだまだ、D級の観光地はあるだろう。 なんども言うが、自己責任である。

 しかし、冒険者に送る言葉など、野田トモスケがマッケンジーを下ったときに言われた言葉ぐらいしかない。

 

野田「 オレが、このまま海に出たいといったらどうする? 」

現地の人「 俺の知ってる情報をすべて伝えて「 グッドラック 」と言うよ、99%キミは死ぬだろうが、それはキミの問題だ 」

 

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