モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

青空が好きです

就職の目的だった結婚生活も1年以上が経過し、仕事もそれほど変化のない日々が続いている。あとはこのまま、死ぬまで生きるだけだ。と、思っていたがどうもそうなるとメンタルが不調になるようで、鬱々とした毎日を送っていた。

どうかしなければ、やりたいことをやらなければ・・と思う。やりたいこと?ライダーハウス以上にやりたいことはなく、その道はもう崩壊している。では、好きなことは?好きなことならいっぱいある。なんとか好きなことを集めよう。・・・俺は、何が好きなんだっけ?

ゲームが好きだ。ゲーミングpc買って、エルデンリングもなんとかクリアした。

バイクが好きだ。もし、今のカブが売れたら、DAXかハンターカブが欲しい。

アウトドアが好きだ。今年も何個か登れた。カヤックはやれてない。

あとは・・・なんだろう?

いろんな「すき」をおもいうかべた。

ああ、そういえば青空を見るのが好きだな。

 

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ウェンシリ岳という山に行ってみた。アイヌ語で「悪い山」。なかなかすさまじいネーミング。夜勤明け、家で夕食をとった後、車に乗り込み4時間のドライブだった。

コーヒーやアイスを補給しつつ滝ノ上町についた。セコマで食料と水を購入して、準備はできた。まだ8時だったので、ここで夕食でも・・と探したらいい感じのラーメン屋さんがあったのでそこに行く、と、あれ?温泉施設?ああ、ここの中に食堂があるのかな?とりあえず中に入ってみる、中からもおばちゃんがこちらを見てくる。えと、じゃあ、大人1人。となぜか風呂に入ってしまうことになった。

お風呂は大きかった。天井が高く、開放的で、客が1人しかいなかった。石鹸とかがなく、タオルすらもってこなかったので、湯船につかるだけだったが、これはこれで満足だ。安かったし、なにより旅気分。こんなイベントに襲われるような旅が好きだ。

さあ、風呂にも入ったし、ラーメンでも食おうと思って2Fに行ってみる。と、真っ暗だった。はい、風呂に入ってる間に営業終了。お疲れさまでした。そのまま駐車場で車中泊

次の日の朝。滝ノ上からウェンシリのキャンプ場に向かう。が、途中で工事で進めない。う回路もない。そうか、そうゆうパターンか。そのまま走り続けて、途中なんどかコーヒーを飲み、アイスを食べ、エナジードリンクを補給し走り続けた。いい天気だった。美瑛に戻ると十勝岳連峰は晴天だった。ウェンシリなんて行かなくてもよかったのだ。はは、寝るか・・・と車を駐車したあたりで悪寒。便所の友達となる。コーヒーとかアイスとかエナジードリンクとかを取りまくったせいだろう。腹痛は翌日の仕事中まで響き、脂汗をかきながらの仕事となった。つらかった。

ウェンシリ岳、悪い山、なかなかの強敵だった。またいつかリベンジしに来よう。

グッバイかんづめ生活

職場でクラスターが発生して2週間。新規陽性者も出なくなり、職場で借りていただいた民宿でのかんづめ生活も終わった。

陽性者を増やさない。そのためのムーブはやらなければいけない。それはわかるのだけれど、えらいコストがかかるものだ。施設は今月赤字なんじゃないか?と思う。それに、利用者にもえらい負担をかけてしまった。

また、毎日定期的に陽性者の体調やバイタルチェックをするのだけれど、普段とあまり変わっていない。後遺症がでる人がいるのだし、警戒するのは仕方ないのだが、なんだかウームとうなってしまう。

ほんとうに難しい問題だ。人類がこの疫病を乗り越えるまで、あとどれくらい時間がかかるのだろう。

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それはそれとして、自分のメンタルをキープしなければならない。ウツになっても会社には責任はないし、自分の人生のケツは自分でもたなければならんのだ。

「自分のご機嫌は自分でとる」

これはあたりまえのことだ。どうやってご機嫌をとればいいのか?内省し、問いかける。俺は「やっぱりライハって楽しかったよね」という「なんで?」「いろんな人が来てくれたじゃない」「そうだね、やっぱり他人が来てくれて喜んでくれるっていいよね」「な、今はもうムリだけど」「うん、それは仕方ないよ、別の道を考えよう」「別の道?」「サラリーマンをやりながらできること」「ここみたいな民宿を経営するとか?」「それはそれでリスクが高いし、きれいにキープすることができない、その能力が欠けている」「さっきのエッセンスで言うと『自分の創作物を味わってもらい、かつ小銭を頂戴する』ってことになると思うんだけど」「うん」「その意味ではライターもそうだったね」「そうだね、でもライターはそろそろ次のステップに進まないとね」「そうだね」「やっぱり無理っぽいけど、そうゆうことだよね」「無理っぽい、のがいいんじゃない」「無理っぽいことをやるのが楽しいんだよね」「ね」

ということでせっかくの缶詰生活なので小説を書くことにして、昨日書き上げた。まあまあ、面白くまとまったと思う。校正して、どこかの持ち込みに出そう。

浜益の黄金山

去年沢登りで訪れた黄金沢(こがねさわ)から見えた黄金山。マッターホルンのような急峻な鋭鋒が登山心をくすぐっていた。そこに1年後登ってみたら最高だった。

夜勤明け。3時間ぐらい睡眠をとり、いろいろやって、プロ野球を終わりまで見ていたら21時。「そろそろいくか」と車に乗り込んで出発する。途中、山岡家を食う。こんな時間にら・・ラーメンを!?と自分でも驚いてしまうが、山なのだ、ゆるせ俺。登山口の近くに到着したのは0時ぐらい。タイマーもかけずに寝たら7時になっていた。

いつも登山は日の出とともに行動開始をしていたが、今回は4,5時間で終わる山。ゆっくり楽しもう。整備された林道をすすむと、きれいな駐車場とトイレがある登山口に到着した。そんなに標高の高くない、100名山でもない山なのでちょっと意外だった。

登り始める。登山道が広い。これを維持するのは大変だろう。うちの庭よりも雑草が刈り取られている・・・・ぐいぐいすすむと新道と旧道の分かれ道にでた。なんとなくカンで旧道から登る。旧道はやはりとんでもない斜度だった。ほぼ垂直。ロープがなければやばい。滑落事故とかいっぱいあっただろうな。これだから新道が作られたのだろう。たまに振り返りながら「ひえーーー」とその高度感におののく。このスリル、たまらん。

頂上につくと、そこは突き出た岩で植物はなく・・・狭い。先人がいてその横に座らせてもらう。足元にはなにもない崖。ひうううううっ!こっから落ちたら間違いなく死ぬな。楽しかったぜ。いいトップだ。

それからドローンを飛ばして、新道を下りる。やはり新道のほうが斜度が緩めでいい。途中何組もの登山者とすれ違った。あの狭いトップにたくさんの人がまったりできる場所はない。早めに登れてよかったと思う。

 

浜益温泉によって帰る。山は標高じゃないなと知った日。

かんづめ生活

やはり来たか。恐れていたあいつが。

 

職場がコロナ対応モードにはいり、出勤すれば必ず濃厚接触者になってしまう。だから家族を守るために職場で用意してくれたホテルにかんづめ生活となった。

とてもきれいな部屋で、ベッドも清潔。だけどネットは貧弱で、ほかの住民がいればすぐに使えなくなってしまう。まあ、寝るだけの部屋なのでいいのだけれど、ヒマすぎて気が狂いそうだ。

夜勤明け。つまり午前中に仕事が終わり、翌日は休みで、出勤はその次の夜勤となると、48時間はヒマだ。ひたすら音楽を聴き寝るのにも限界がある。

というわけでのそのそと起きだし、読書をする。読書をしているとなにかを書きたくなる。プロットもなにもなしに書き始める。作文は自由だ。とつぜんタイムトラベル能力に目覚めることもできれば、老婆が狂いだしたり、AIが自我を持ったり、ドッペルギャンガーにダメなところを指摘されたり、多次元宇宙とつながったりできる。

書いていくうちに物語は転がり、登場人物が生まれ、勝手に動き出し、止まる。全員がこちらを向いて「で、オチは?」と言ってくる。

いや、実は決まってない・・・と勝手に生み出してしまったキャラクターに謝る。