モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

嫉妬で狂いそうだからやることにした

お客さんになれないことをやりなさい

嫉妬や悔しさ、その先に欲望の埋蔵金があるから

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美瑛ドローンサービスの看板

「ガハハ!Qちゃん!嫉妬だよ!嫉妬!」

と言うことで、心の中に小出監督を飼っている皆!こんばんは!カントクによろしく!

タミヤのプラモデルを6本目の指だけで組み立てる修業中に悪いんだけど、今日はなんかいいことあった?

私は1日遅れで図書館に本を返しに行ったんだけど、そんとき「びえい100年」っていう郷土資料のまとめ本を読んだのね。

この手の昔話がタモリ倶楽部よりも好きな私としては、たまらない!中身は、明治生まれのおばあちゃんが、美瑛に移住して苦労した話とか、こんな工場があったんだよっていう話。

 

え、ほんとにそんなのが面白いのか?って??

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熊が飛んだ

熊が飛んだ

大正十二年に結婚してね、嫁に来てからだけど朝起きたら熊が来たんだと。

今の慶雲寺さんあるしょ、藪だったの、太田藪ってね、わしのいとこの所の藪、一反ぐらいあったの、でね、子連れの熊が出たの。

子供を抱えて外に出た人(藤島さんのお父さん)が太田藪から出てきた子連れの熊を見つけてね、このくらいの溝があってね、そこに子どもを下にして、その上にうつ伏せになっていたら、熊がその上をポーンと飛んで行ったさ。そして熊がね、

ハサ掛けの上を飛び越えていったとさ。

 太田の叔父さんがね、下から追うんだけどさ、すると熊はポーンと飛んで、そっちいくんだとさ。そしてるうちに叔父さん怪我してね、神社の近くの「熊加藤」って熊ばっかりとる人がいて、撃ったとさ。

 

思うに、藪を囲っていた柵があって、その上を飛び越えて逃げて行ったんじゃない。結局この熊は、熊打ちの近所のおじさんに駆除されちゃうんだけど、見たかったなあ・・ポーンと飛ぶ熊。あと、熊加藤。

 

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アイヌの子の話

これも年配の人の話を起こしたもの。

子どもの時にはアイヌの集落があって、和人との経済格差はそりゃあるんよね。んで、小学校の先生がアイヌの子に飴とかをあげているんだけど「俺にもちょうだい」っていったら、その飴をあげることには理由があって「アイヌの子は栄養のあるものを食べてないから、結核になる」んで、飴っぽいもので栄養をつけてあげてたんだって。

話し手のおじいちゃんは、アイヌの子と仲良くなって、集落に遊びに行くんだけど、熊のオリとかあってびっくり!そして、クレヨンとかキリスト教の人からもらっていて、ちょっとうらやましかったって話。でも、口の周りの入れ墨にやっぱりビックリして、異文化交流の草の根をちょっと知れて良かったわ。

 

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ラーメンどんぶりでレタリング

さて、今日やることは看板をつくること。

ドローンの文字を掲げたいから、

美瑛ドロー

ンサービス

って改行はカッコ悪い。

んーどうしよっかな?と考えて、美瑛の文字だけ、〇で囲むことにしたわ。手ごろな〇を探したら、ラーメンどんぶりがピッタリ。

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カッターで下に映して。

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太陽光があったかくて

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吹き込む風が気持ちよくて、昼寝。

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漫画を読んだり。

「なにいっ!?日当四千円!?」

「昼めしつきだって!?」

おれだおれだーっ!!

おれもいくぜーーー!!

現代の話として読んでみたら面白い。

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ナカシマさん

「もう、体が動かなくなった時のことを考えとります」

「ですよね、ところでナカシマさんっていくつなんすか?」

「55です」髪の毛フサァ・・・

「ははは」と笑う41歳スキンヘッド。

 

ナカシマさんとは長いお付き合いで、年季の入った旅人。渡りの仕事で北海道と地元を往復しているんだけど、そろそろ北海道に移住する予定。

「北海道はリサイクルショップの宝庫です」というナカシマさんは、私以上に古物が大好き。話がはずむわぁ・・・

 

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何も説明していない看板も作る。

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オロロンに聞かれても・・

そんなこんなで、美瑛ドローンサービスの看板が完成。

途中で「ああ!こりゃ失敗だ!」とおもって、最後の〇はかなり適当に書いたんだけど、それがおもったよりも味わいがあって

「あ、これでいいかも」

と思ったわ。

 

看板があることで、

興味のある人が「なんだこれは?」と思う

実際に来てくれるか、ネットで検索してくれる

ドローンNPOについて話す

仲間が増える

 

って効果を期待してるわ。こんなことをやるのも、こんな話を読んだことがあるから。

http://ibaya.hatenablog.com/entry/2019/04/14/182337

お客さんでいられないこと、人がやってるのを見て嫉妬したり、悔しいと思うこと。そこに欲望の金脈があるって話。

私だったら、美瑛でドローンの組織を誰かに作られちゃったら、かなり嫉妬して、悔しくて泣くと思うの。だから自分でやっちゃう。それによって、誰かに怒られたり、責任を押し付けられたり、理不尽な思いをするかもしれないけど、嫉妬や悔しさをそのままにしておくよりはマシだからね。

ちょっとネットで調べてみたら、今のところ、美瑛のNPOで写真協会というところが、ドローンも管轄しているみたい。

だから、その人たちから怒られるかもしれないけど、いいのよ。私は私のお客さんではいられないことをやってるだけ。それで、美瑛の農家さんとか、ドローンに興味がある人といっぱい知り合いになれればいいなあって思うの。