モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

楽しみは捨ててはいけない

何をしても楽しい、そして楽しいことをしていると、更に楽しいことが生まれる。

それは無限に広がっているけど、常にあるものじゃない。

去年からガチでwebライターを初めて、3ヶ月程が経過しました。

仕事というのは、初めてすぐはたいへんだけど、慣れるとスピードが上がって楽になるものです。ライターの仕事も同じで、文章を書くという同じ仕事のように見えて、実はやはり違う仕事なのだと思います。

1月、5本ほどの案件を頂いたので、これで夏までやってみようと思いました。大変だったけれど、やり始めると慣れてきて、少し余裕が出てきました。もう1,2本仕事を受けることもできるでしょう。

ですが、少し気持ちが落ち着いてしまって、ガツガツと仕事ができなくなりました。「じゃあ、楽しいことをしよう」と思ったのですが・・・何やろう?

楽しいことを探します。本を読んだり、温泉に入ったり、プールに行ったりしましたが、あまり楽しくありません。あれ?おかしいな?と思いました。しばらく我慢していたゲームもやり始めたのですが、やっぱり楽しくありません。

あれだけあった、楽しい事達が、淡雪のように消えてしまっているのです。仕事への使命感が、楽しいことから目を離していたからでしょう。こまったなあ・・とりあえず本は読めるので、適当に借りて読みました。

 

森博嗣の「道なき未知」を読みました。

 「すべてはFになる」でおなじみの、森先生です。国立大学の助教授という異色のミステリ作家で、現在は大学を辞めて、悠々自適の生活をしているのだとか。この本は、先生のそんな生活が綴られています。

「ミステリを書いたのはアルバイト。自分の庭園鉄道がほしかったから」という先生。ミステリは書きたかったから書いたわけではなく、あくまでお金のため。だから、読者が求めているものを計算して書いた。ということです。

いやいや書いてミステリ界を賑わせた作品を生むのですから、先生の能力はすごいです。おもしろいのは、鉄道について。本当に楽しそうに、自分の鉄道を作っているのが伝わってきます。

 

先生の能力はすごいけど、鉄道は趣味の領域のようです。好きじゃない人には理解不能です。なぜ、自分の鉄道を作る必要があるのかわかりません。

でも、鉄道が作りたいから、あのミステリが生まれたんだなあ・・

楽しみって捨ててはいけないと思いました。自分の楽しみを取り戻しましょう。それは仕事のモチベーションになります。いま、自分の楽しみを振り返って・・・スノーシュードローンでもやって来ようと思いました。