ライダーハウス蜂の宿

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セブンイレブンマルチコピー機のおかげで、稜線までたどりついた話

父が亡くなってから47日が過ぎた。人が死ぬというのは一大事だ。

 

2週間は様々な感情、雑事であっという間に過ぎていった。幸い、ライダーハウスはもう終わりかけていたので、みっちりと張り付くことができた。

 

葬儀、ご近所あいさつ、公共料金の名義変更など「さしあたって、早めにやらなくてはいけないこと」から終わらせる。毎日のように書類を整理して、毎日のように、処理しなければいけない書類がやってくる。

 

簡単に処理できるものからやっつけていく。自然と残るのは「簡単ではない書類」たちだ。年金や高額医療費の請求、貯金や土地の相続など。専門用語が無遠慮に飛んでくる。ネットを使って勉強、理解する。すると次の専門用語がやってくる。その繰り返しだ。

 

「とてもじゃないけど、自分だけではできない」と母は言った。私だって「ネットなしでは、とてもじゃないけど理解できない」と思う。だから専門家がいるのだ。資格を持ったプロが。

 

例えば土地の名義を変えるには、法務局に行かなければいけない。そこで「どんな書類が必要か教えてください」というと、10pぐらいの紙束をもらった。登記申請書や相続協議書などのひな形になっていて、必要な空欄を埋めれば完成するようにはなっている。

 

ただ、親切なことは一切ない。必要な空欄で、土地の地番、地積、コード、課税対象額、手数料を埋めるところがある。その専門ワードの解説は一切ない。自分で調べろということだ。それが分からないなら専門家に発注しろと。

 

冗談じゃない。こちとら時間だけは売るほどあるのだ。それにインプットとアウトプットはwebライターの本業である。ググればプロの行政書士のサイトがいっぱいあって、親切でわかりやすく解説してくれている。

 

法務局でもらった紙束の100倍分かりやすい。それをもとにひな形を手書きで埋めていくのだけれど・・・ひな形の完成度が低いのだ。仮にも法務局で貰った書類なのに。

 

おそらくだけど、最初に誰かが作った書類。それを、何年も引き継いでいるだけのような気がする。例えば、家の作りを書くところに木造ウレタン構造とか、すでに書かれているのだ!ひな形なのに!!

 

はー、頭痛がしてきた。・・どうすりゃいいの?と考える。

・・

一から作るか・・・自分でグーグルドキュメント(クロムで使える文書作成無料アプリ)を立ち上げて、ひな形のひな形を作っていく。おお!手書きより早くて簡単!

 

サインが必要なところ以外を書いて、pdfでエクスポートする。それをメールでスマホに転送して、セブンイレブンに行く。

 

マルチコピー機を操作して、さっきまでパソコンで作っていた文書ファイルを紙にする。後は、これにサインと判子を押せばいい。

 

ネットで調べた必要書類(印鑑登録、住民票など)も取りそろえた(法務局の紙束には書いてなかった)。これで、後は提出するだけだ。来週電話して、予約して、提出する。そこにどんな秘密が隠されているのかわからない。きっとシロウトさんにはわからない常識があって、簡単にはお答えしてくれないかもしれないが、大丈夫だ。

 

それは感覚的には山登りに似ている。全ての書類を官公庁に正式に提出して、許可が下りるというのは山頂にたどり着くのと同じだ。必要な準備、通るべきルート、便利なツールと知識がいる。例えば、マルチコピー機がなかったら挫折していただろう。この素晴らしいツールのおかげで、山の稜線までたどり着いた。あとは最終アタックをかけるだけ。