ずっとまえに「覚悟のススメは必読ですよ」といわれたことがありました。いつかチャンスがあれば読んでみようと思い、そのチャンスが来たので全巻購入。んですっごい面白かったという話です。
といっても誰にでもススメられる作品ではやっぱりなくて、最低でも同じ作者の代表作「シグルイ」を楽しめる程度のグロ耐性が必要かと思います。第一巻の開始2ページめで腸とか出てますしね・・・・
ストーリーはヒーローが宿敵を倒していくというものですが、どれもアツい、というかどんどんアツくなっていく。これを書いた作者のエネルギーはいかほどか!と心配になりますが、医者に「過労なり!」と診断されてしまっても「応!漫画を書いて死ぬ?
覚・悟・完・了
と書ききったらしいです。
漫画チックな表現もあって、下手なヒーローものという見方もできるかもしれません。ですがそんな量産されつくしたようなものではなく、覚悟のススメは他のどの漫画にも似ていないオリジナリティがあります。
覚悟とは!本能を凌駕する魂のことなり!
正義とは!邪悪に挑戦する肉体のことなり!
こんなこと他の漫画で書いても「ふーん」って感じですが、読み終わった後だと響くんですよね。
今日も裁判傍聴に行きました
昨日の続きです。今日は被告人尋問でした。
障害に悩む被告が「なんでもう殺人しないっていえるの?」という質問に対して
自分のことを人に相談する覚悟ができました!
と答えてます。障害を持つ被告にとって、自分のことを他人に相談するのは健常者には想像もできない壁があるのかもしれません。
ですが覚悟のススメを読み終わった私から見ると
「では本能を凌駕する魂があるとのことか!いかなる苦痛にも絶える決意をもっているのか!?」となってしまいました。
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あたりに食い込んでくる面白さでした