モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

旅を終えた後の就職活動のためにやっておいたほうが良いこと

ライダーハウスにやってくるお客さんは、いわゆる会社を辞めたひとが多くいます。そのまま一生旅人のままでいる人は少なくて、やはり旅を終えた後は何か仕事を見つけなくてはいけません。

せっかく自由な時間を得たのに終わった後のことを考えるのは苦痛です。ですが頭のどこかに「終えた後の就活」を入れておくことで、計り知れないメリットがあるのも事実でしょう。

いろいろなタイプの旅人を見てきました。そのなかで「こうしたらいいのに」と思ったことを記述します。オススメ順で。

 

1.すでに旅の中に次のステップが組み込まれている

このパターンが一番効率的です。内容は人それぞれですので、私が見てきた中でいろいろな組み込み方を上げていきます。

1:バイト先や協賛スポンサーの強力サポート

自転車屋さんでバイトをしている女性が来たことがあります。

「帰ったらその自転車屋で働くんです」ということでした。旅の間にその自転車屋の営業をすることでバイト代も少し出ているのだとか。かしこい。

 

旅のスポンサー先に就職する人もいました。

kenta-kiyomiya.com

日本一周をする=行動力がある

と自己のブランディングができるので、それを有効に使った例だとおもいます。

 

2.旅で鍛え上げたもので就職する

1.カメラ

旅をしてカメラにハマったという人が結構います。突き詰めればそれで就職することも不可能ではありません。

彼はすごかった 

 人の笑顔の写真を撮る才能があった。旅の間それで資金を稼ぎ、そのまま人の笑顔をとる仕事をしているみたい。

 

他にも何名か「旅の後でカメラマンになった」という人がいます。

 

2.ツイッターなどを鍛え上げて就職する

マーケッターの永江一石さんのブログなどを読んでいると、これからSNSの力が重視されることがよくわかります。

例えば人事部。「面接に来る人のSNSはすべてチェックするのが当たり前」ということです。

だから旅のあいだSNSのパワーを上げておくことはメリットしかありません。普通に仕事をしていたらできないことです。

キレイな景色にであったらSNSに上げる。

おもしろいことがあったら、

たのしいことがあったら、

くやしいことがあったら、とにかくSNSに上げよう。

それはきっと評価につながります。絶対にやったほうが良い。

庭師(あだ名)とかフォロワー1000越えだった。すごい。

 3.プレゼンできる

就職の面接というのは20代までで、そこから先はプレゼンと考えたほうが良いです。

自分がいま、就活生だったらこうするよ | More Access! More Fun!より

雇う企業と雇われる側がwin-winで結ばれるべきなのです。そのためには旅で得たことをプレゼンすることが重要です。

どこに行き

だれと会い

何を感じたのか

そしてそれを仕事にどう生かすのか?

それをプレゼンすることができます

 

3.バイト先に就職する

 バイト先に戻るのも悪くないでしょう。実際1年や2年の空白があっても、円満退社したところなら問題なく戻れるはず。

旅をして得た経験が生きることがあります。例えば北海道で登山にハマって、地元で就職、毎回の休みに山に行くという人がいます。旅をしなければ山の世界は知らないままだったはずです。

地元の工場でずーっと働いて「このままじゃいけない」と思いハーレーで飛び出した人がいました。かえって同じような仕事についても「飛び出した」という経験があれば世界は変わります。違って見えるはず。

 

4.気に入った場所を見つけて移住する

いっそのこと生活する場所を変えるのもおすすめです。私は美瑛に移住してきて本当に良かったと毎日感じています。気に入った場所で生活するというだけで、毎日エネルギーがわいてくるものです。

 

5.なにもしない

ローリングストーンな人生はあこがれるものがありますが、客観的に見てやってはいけないことです。旅をしている間は旅人になれますが、地元に帰ると無職になってしまいます。

心配だったのが、かじくん

沖縄でスロットをして全財産失う

何とか就職

頑張りすぎてウツになる

なんとか退職して・・・

 

 

「お笑い芸人復活しました!」

とのことです。いやあ、さすがだ。かじくんは元お笑い芸人で、人を引き付ける才がありました。そんな彼がウツになるなんて・・・とちょっとショックだったのです。

 

6.自分を見つける

あまりに人それぞれなので最後にしました。代表的なのがそーみん。当時「宿がやりたい」とやってきて、日本中を探し回ってました。

でも今は自分の強みを生かしたライター。「ほんとの自分を偽ってたんですよね」ということでした。

 

hatinoyado.hatenablog.jp

 自分を見つけて、かつそれがお金になるケースはまれです。そして自分を見つけようとするのはリスクがあります。巡り合った本当の自分が重度のロリコンである可能性だってあるからです。

あまり自分を見つけることにこだわりすぎないように、旅は記憶のダイヤモンドを見つけるってことで良いと思います。

まとめ

就職活動なんてひとそれぞれで、理想の形なんて無いというのが正解でしょう。でもやっておいた方がいいことがあります。 

とにかくSNSは力を入れるべきでしょう。そのためには多少の時間を削ることも致し方ありません。残念ながら自己アピールが苦手な人は貧乏くじを引く世の中になってきているのです。