ライダーハウス蜂の宿

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クズにはクズを

男は459万2951円を用意した、息子が「ミスをして必要になった」と言ったから

だ。詐欺に引っかかったと知ったのはそのずいぶん後のことだった。

 

裁判傍聴の予定を電話で聞くと、今週は今日しかありませんでした。平和なのは良いこと。旭川地裁について内容を確認すると「判決」とあり、予定時間は10分ほどでした。

裁判傍聴は「新件」でないと内容が把握しにくいので、今回は空振りかなあ?と諦め半分で傍聴しました。すると内容は聞いたことのあるもの、前回の特殊詐欺(オレオレ詐欺)の仲間の裁判だったのです。

前回聞いたのは受け子の裁判でした。今回は運転手の裁判です。20歳くらいの巨漢の男性。傍聴席には両親らしき姿がありました。拘束されて入場した被告に、裁判官は判決を告げます。

「懲役1年4月、以上」

ああ、実刑判決です。まあ、仕方ないかもしれません。この特殊詐欺の内容を聞くと気持ちがザワつきましたもの。見ず知らずの他人から1円単位で奪った犯罪は社会利益を損なう重要なものだということでしょう。

さらに被害者は弁償もしてもらっていないらしく、実刑1年4月ぐらいでは物足りなく感じるでしょう。主犯の暴力団員はそのままだし、トカゲのしっぽに興味はないかもしれません。

ですが被告の両親は別のようです。ロビーでメモをとっていたら「控訴控訴!」と弁護士に詰め寄ってました。

ムリだとおもうなあ、息子の将来は諦めて1円でも被害者に弁償しなよ。その気持ちが無いのに控訴しても無駄じゃないかな?

友達に騙されてドライバーをやったとしても、特殊詐欺の片棒をかついだ自覚はあるのだから有責です。「オレオレ詐欺の仕事なんだ」とわかった時点で「車から降りろ、クズ野郎」と言わなくてはいけないのです。

友達だからとか、こいつのほかに友達いないからとか、頼まれたからやらなくてはって思ってはいけません。クズには「クズ」と言ってあげるのが一番のやさしさです。

それが原因で友達を失ってもいいんです。孤独よりも大切なのは信用で、被告は社会的信用がマイナスになってしまいました。まだ若いからなんとかなるでしょうが、職業選択にはかなりの制限が付くはずです。

かわいそうに、と、少しだけ思います。自分のやったことは自分で責任を取らなくてはいけない年齢ですが、それでも少しだけかわいそう。善悪を自分の頭で考えることを教えるべきだった。そのことを彼に教えなかった人間の責任はないのでしょうか?

クズな友達に「クズ」と言える勇気を。我々は持つべきだし、教えるべきです。

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