モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

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五代目柳家小さん師匠のCDを借りたら来歴が面白かった

ライダーハウス蜂の宿管理人のノザワです

 

親が病院の待ち時間にすることがないというので、落語のCDをデータ化してスマホに入れることにしました。目を使うことなく、頭の運動にもなるのでぜひハマってほしいところです。

 

ツタヤで10枚くらい適当にレンタルしました。古典のほうが良いんじゃないかな?と思ったので全部古典落語です。その枚数は結構な数になり、すべて聞くのに1年はかかるでしょう。

 

データ化させるのも時間がかかりました。スキャンしている間にCDの歌詞カード?をみるのですが、その中にとっても面白いものがありました。

 

五代目柳家小さん師匠の来歴です。

前座時代の1936年、大日本帝国陸軍歩兵第3連隊に徴兵され、二等兵となる。同年2月26日に起こった二・二六事件では、反乱部隊の機関銃兵として警視庁占拠に出動した。

小さんや同僚兵士は事前にまったくクーデター計画を知らされず、当日出動命令を受けて支給された弾薬が実弾だったことから「あれ、今日は、演習じゃねえんだな」と思った。反乱部隊の屯所に畑和(後の埼玉県知事)らとともに詰めていたが、知らぬうちに自分たちが反乱軍に参加していると知って意気阻喪気味の兵士を見た指揮官に「士気高揚に一席やれ」と命令された。持ちネタの『子ほめ』を演じたが、「えらいことしちゃった」と悄然としている兵士たちは笑うわけがない。「面白くないぞッ!」のヤジに、「そりゃそうです。演っているほうだって、ちっとも面白くないんだから」と返した(本人の回顧談)。

 柳家小さん (5代目) - Wikipedia

より

 

あははは!出勤して気づいたら警視庁を占拠していたらしいです。すごいなー。おもしろいなー。っていうか2・26事件ってなんだっけ?

 

二・二六事件 - Wikipedia

 

昭和10年代。政治とか軍部の上層部に不満をもった将校がクーデターを起こしたらしいです。警視庁や総理官邸、朝日新聞などを占拠して「さあ、陛下」と天皇に統率権を握ってもらおうとしたら、天皇はそれを拒否。

 

そりゃそうだよ、そこら辺の根回ししっかりやっておかないと!なにやってるんだ!営業は!!

 

まあ、蜂起にはそれなりの確信があったらしいです。「このままでは大戦に突入してしまう」という危機感もあったとか。昭和維新と名付けた彼らのクーデターが成功に終わったら、歴史はどうなったのでしょうかね?

 

歴史にifはないということですが、おそらく五代目柳家小さんは誕生せずに、落語の歴史はちょっとかわっていたのでしょう。70年の時間を飛び越えて柳家小さんに笑ったできごとでした。