ライダーハウス蜂の宿

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カブの生産が熊本に戻ってきた理由を考える

ライダーハウス蜂の宿管理人のノザワです

 

 スーパーカブが熊本生産にもどってきた理由はいろいろあると思います。 メイドインジャパンの信頼もあるでしょう。 ですがそれだけではないようです。

 というのも人民元切り下げについて調べていたのです。 「切り下げ?なんじゃそりゃ?」と疑問に思ったので、ネットでかるーく、さわりだけ調べました。

 人民元切り下げっていうのは、中国政府のもつ経済政策のカンフル剤なんです。 通常通貨レートって需給バランスできまるじゃないですか「今日のドル円は120円です」とかみたいに。 でも中国は政府が「んーじゃあしばらく1ドル15元でいくわ」って決められるんです。 

 そうすることで元を割安に設定できるんですよね。 「え!?スーパーカブが22万円!?安い!」ってできたのも、この仕組みが一役買っていたのです。 そりゃ工場あつまりますよね。

 世界中から工場を集めて、中国は経済成長をとげてお金持ちになりました。 お金が集まったら、皆さんはどうします? 貯金っていう人は日本人ぐらいのようです。 お金持ちはお金をつかってさらにお金を集めたくなるようです。 つまりは投資ですね。

 投資先は不動産が人気です。 それは洋の東西をとわず、中国では不動産バブルがおきました。 日本のバブルやアメリカのサブプライムと似ています。 もちろんそれは弾ける危険があり、中国政府は不動産投資をやめさせたいんです。

 ただ国民の怒りを買わずに「不動産に投資するのはおやめよ」っていうのは難しいらしく「もっとお金が儲かるようにしたから、こっちに投資しなよ!」という風にしたんです。 つまり更なる切り下げです。

 2015年8月に人民元は切り下げられました。 これはちょっと世界経済から孤立する危険のあるものだったらしいです。 

 中国国内でも不満がありました。 投資をしないような国民にとって、切り下げは輸入品が高くなるということですからね。 

 

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 カブの生産を熊本に戻したのは、このあたりの要因もあるのではないでしょうか。 次のリーマンショックサブプライム問題の影響をモロに受ける可能性があるから、中国工場に見切りをつけたのです。 為替レートがバランスを失ってしまってるのは、仮想通貨がバンバン値上がりしていることからも明らかです。 

 政治的には共産主義でありながら、経済は資本主義であるというのは難しい問題があるのでしょう。 中国でビットコインなどが人気なのも、そんな背景があるからです。

 

 人民元だけ持っていたら、政府にその価値を勝手に変えられてしまうリスクがあります。 なのでビットコインなど仮想通貨に注目が集まりました。 元をビットコインにしておけばドルにも円にも簡単に変えることができるからです。

 人気が集まりすぎで何十倍にも高騰してますが、それでも元を持つよりは安定的ということなのでしょう。 中国のアマゾン的なサイトがビットコインの支払いをやったこともありました。 でも政府に辞めさせられたということもあります。

 

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 つくづく思うのは、日本円ってしっかりしているんだなということです。 アメリカと一緒にじゃぶじゃぶ刷りまくっていても「じゃあビットコインのほうが安心だね!」とはなりません。

 以上、カブの生産が熊本に戻ってきた理由を考えるでした。