ライダーハウス蜂の宿

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日記:人生訓を語らない、牛さんすごい、山梨の地方病

8月になりました。

毎年来ていただいているお客さんとも会うことが増えてきたと思います。

昨日は漫画家さんとアフロがやってきて、いろいろ酒を飲みながら話してました。

その中で文学の話になって

「マスターも自分のことを書けばいいよ」

といわれ、なるほどと思いました。

 

人生訓を語らない

20歳前後の若者に出会う機会が多いのですが、そのたびに意識していることがあります。

それは「人生訓を語らない」ということです。

どうしても粗削りの素材のような青年には、したり顔で何かを語ってしまいそうになります。

この前も「これからどうしようか悩んでます・・・」という人に、偉そうに講釈をたれてしまいました。

ブログだったらいいでしょう、嫌なら読まれないだけですから。

でも隣に座ってしゃべるのは自制します、若者にはもっとくだらなくて、為にならないことをしゃべるべきです。

たとえば牛の胃袋について。

 

牛さんすごい

「なんで牛はタンパク質を取らないでいいか知ってる?」

という切り出しから始まったその話は、とあるライダーから聞いたものです。

牛には4つ胃袋があり、そのひとつ目に細菌を飼っているとのこと。

牛はその細菌を摂取することでタンパク質を補っているらしいです。

「すごい、生態系を体内にもってるんだ」

人類の家畜として、最後まで付き合うべき生き物らしいです。

ですが牛のげっぷが臭すぎて、環境破壊になるので最後の最後まではつきあえないらしい。

そんなことに感動したので、別のライダーに話したら

「ゴキブリもそうだよ」とのこと。

そこから山梨の寄生虫の話になりました。

 

山梨の地方病

「とにかくこのwikiを読んでくれ、面白いから」

とおススメされたので読んでみました。

地方病 (日本住血吸虫症) - Wikipedia

山梨に蔓延した寄生虫の話です。

その悪魔的なデザイン、そして感染経路にしびれました。

「すごい、キモイ」

面白いのですが、こんな気持ち悪い話をおすすめしてくる彼はきっと女の子にもてないんだろうなあって思いました。まあそれはどうでもいいので言いません。

「ミヤイリガイの発見あたりが熱い」とだけ。

「でしょ?」

原因不明の地方病の研究から、寄生虫の発見、そして中間宿主がわかったときの住民の気持ちが映画のように伝わってくるのです。

悪魔のような病気を移してくるのは、そこら中にありふれた巻貝でした。

川や池、水たまりやそこら辺の草。

そこら中にいる貝です。

人力や火炎放射、水路のコンクリ化や自然破壊に近い駆逐作戦が行われました。

それでも貝の繁殖力はすさまじく、長い年月をかける必要があったのです。

石灰や化学殺貝材をつかい70年かけて、やっと撲滅に成功しました。

その取り組みは似たような寄生虫に苦しめられている地域の希望になったのです。

 

※※※

 

「こんな話、ライダーハウスでしかできないでしょ?」

確かに、こんな話なら歓迎です。

そんな独自性がいいんです、為になる話が聞きたいんだったらテレフォン人生相談でも聞けばいいのであり、ライダーハウスにはこんな良くわからない話のほうがフィットしてると言えるでしょう。