まーくんがアパートを借りたので、引越しを手伝うことになりました。
「10時スタートで」
ということだったので、それまでに買出しなどを終わらせておきます。
少し時間が余ったのでライダーハウスで雑談します。
マントのミムラくんに石を見せてもらいます。
「画家の先生と」「南富良野の山奥に行き」「とてもよい石を拾ってきた」らしいです。
なるほど、わからん。
ジャンマット(小)をつくる
石を愛でるミムラくん。
体に対して湯船が小さすぎる。
格安の男子(アウトレット)2人。
何かを思い出しているまーくん。
昼飯、ニューホームラン。
落書きスゴイ。
いろいろ買ったので帰る。
いいソファがあったので、つい買ってしまった。
夜、忙しかった。
※※※
久しぶりに天気がよかったので、ミムラくんをレッドバロンに連れて行きます。
免許取立ての彼をカブにのせて、ツーリングのようなものをしました。
11時前に出発しようと彼に声をかけると「もうちょっと待ってください!」と何か書いています。
「何かいてるの?」
「退学届けです」
大学の退学届けを出さないと、正確には退学したことになっていなかったらしいです。
北海道のライダーハウスで大学の退学届けを書くのも、彼ぐらいでしょう。
「なぜやめたのか?」は聞かないことにしました。
おお!新型CBR250
店長に
「いいスーフォアがあったらよろしく」
と引き合わせて帰ります。
とちゅうで
「まだ自分で生活を成り立たせていない若者に、親の知らないところでバイクに乗せていいのだろうか?」
という疑問がわきました。
彼は22歳、成人しているので問題は無いのですが気持ちは落ち着きません。
昼飯を食っているときにいろいろ聞いたのですが、別段親と仲が悪いわけではないようです。
生活も、明日から住み込みのバイトに出かけるようなので問題ないでしょう。
中古のスーフォアを買うぐらいの金はすぐに溜まるはずです。
うーん、まあいっか。
何よりも大切なのは、バイクに乗るという選択をした意思を殺さないことです。
世の中には人の言うことをちゃんと聞き、危ないことをせず、正しいことだけをしてきた人がいます。
バイクに乗るってのは、彼らとの決別なのです。
大学を辞めてしまったのですから、もう後戻りは出来ないでしょう。これからは自分で招いたリスクを抱いて生きていかなくてはいけないのです。
だから彼がバイクでこけようが死のうが知るかと。
私たちは大人で、知ってることを教えただけなのです。
そんな心に残るような素晴らしいツーリングでした。
広告