何かを始めるには、楽しくなければいけません。
楽しくなければ始められないし、続かないからです。
楽しくないこともガマンや忍耐で乗り越えられることは出来きますが、ガマンや忍耐は長く続かないでしょう。 やはり、行動のどこかに「楽しい」があることが大事なのです。
私は、毎朝5時に起きてライティングのような事をしています。 2ヶ月くらい続いています。 続いたのは、ライティングが楽しいからです。
ライティングは、クライアントから「このことについて1000字で論ぜよ、報酬は200円である」というようなテーマが与えられ、そのことについて考えて書きはじめます。
だんだんと得意なテーマがわかってきて、それにつれてもらえる金額も上がってきます。 時給500円くらいでしょうか、一日1000円稼ぐことが出来たら満足です。
そんなことが毎日続くと、自分にノルマを課すことになります
「毎日1000円稼がなくてはならない」
と
すると、楽しかったライティングが「~しなければならない」という鎖にとらわれて、楽しくなくなってしまいました。
楽しくないと書くことが出来なくなり、それでも気合で乗り切ろうと思いました、でもついになにも書けない日がでてきました。
「自分はなんて駄目な人間なんだろう」と思いました。 自分で決めたルールすら守れなかったのです、このときはなぜ書けなくなるかわかってませんでした。
駄目な人間だから書けなくなるのではなく、楽しくなくなったから書けなくなったのです。
ノルマなんてかっこつけたからダメなんです、ただ純粋に楽しかったから一日中出来たんです。
たまねぎを立てながら(仕事です)こんな言葉を思い出しました
「成功や栄誉、勝ち負けを目的に事を起こしてはならない」
巨匠、水木しげるの言葉です。
何かをやるには成功を目的にしてはいけない、栄誉を求めてはいけない。 勝とうとしてもダメなんです。 ただ、好きだから、楽しいからやるんですよ。 それがもっとも強く、確実なエネルギーなのです。
ライティングが楽しいから出来たのに、「ライティングをしなくてはいけない」というのは「楽しい」という行動原理から離れたルールです。 そんなものでは恵方巻きすら売れませんよ、楽しくなければ始まらないのです。 努力や苦しみや修行は、その始まりや結果に「楽しい」が含まれているから出来るのです。
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