葛藤は内向的人間の、自分自身への攻撃である
-加藤諦三
ココ最近、職場にいる理不尽マンの理不尽な振る舞いに怒っていた。
怒っていたが、口に出せなかった。 なぜなら理不尽マンは新人のハケンさん
にしか怒りを向けない。 それがいかに理不尽な振る舞いでも、
「 いやいや、それちがうでしょ 」って口を挟むのはちょっと難しかったんだ。
アタシもしょせんただのバイトだからね。
だからなんとか1対1で、正面からがっぷりと
ディスカッションする状況に持ってこれないかな・・・・
そしたらこーして、あーして、そーするんだけどな。
うまくいったら気持ちいいだろうな、
あーこっちに怒りを向けてくれないかなあ?モヤモヤするなあ。
そんなモヤモヤが一日中思考のルーチンを駆け巡っていて、
「 あ・・・これ葛藤してるな 」ってはっきりとわかったんだ。
葛藤ほど無駄なエネルギーロスはない
いち早く葛藤の無限ループから抜け出さなくてはいけない
葛藤の原因である理不尽マンに面と向かって怒られて、
そして自分の意見をぶつけないと葛藤からは逃げられない。
で、今日そのチャンスがやってきたんだ。
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責任者に勝手になってみた
今日で3日目の理不尽マンとの仕事。 3日目だからやるべきことはわかってる。
だから始めてきた人とかを教えたり、作業全体の流れを見たり、理不尽マンに報告したりする責任者を勝手にやってみた。
声を出し、仕事を割り振った。
段取りを決め、準備に取り掛かった。
初めての人には最も簡単な作業をお願いして、最初は上手く行くかと思ったけれど、やっぱりちょっとしたコツを伝え忘れていて、理不尽マンの怒りが爆発!
「 いったい何度言えばわかるのよ!!?? 」( 怒られている人は今日が初日、初めて聞く話である )
来た!
「 ああ!ごめんなさい! ボクのせいです! キチンとこのことを伝えてなかったボクが悪いんです!! 」
さあ来い! アタシに怒りをぶつけて来い! はっけよーーーーーーーい
「 ・・・いや、あんたはいいんだ・・・・ 」
えええええええええええええええええええええええええええ??????
ヘイヘイ!カマンカマン!!そんな事言うなよ!理不尽マン! どう考えてもお前の仕事だけど、アタシが責任取るっていってんじゃん!!
あ
わかった
コイツ
弱い人に当たってるだけなんだ・・・・・・・・・・・・
葛藤から脱出するためには
心理学の一分野、交流分析において「 ストローク 」という概念がある。
我々は「 あいさつを交わしたり 」「 天気の話をしたり 」「 ドーデもいい話をしたり 」しなくてはいけない。
なぜならそれは、「 相手の存在を認め、確認しあう行為 」だからである。
我々は、これがなくては生きていけないようになっているのだ。
もし、あなたが葛藤を抱えているのなら、最初にやるべきことは
「 挨拶 」
つぎに
「 天気の話 」
そして
「 おいしいラーメンの話 」
などをしなくてはいけない。
その下地「 相手の存在を認めあう 」前戯ができでやっと
「 ココロを開く 」ってことが出来る。
葛藤から抜け出すにはそれしかない。
ココロのゴミ箱にいくらゴミを押し込んでも、いつかはあふれ出てしまう。
勇気を持ってココロを開こう
「 ここはこうなんじゃないですか? 」って言おう
問題は解決しないかもしれないけれど、葛藤からは抜け出せるよ。
相手のことをちょっと理解できるからね。
アタシも「 理不尽マン 」なんて言っちゃってたけど、これからは
「 弱いものいじめマン 」って言うよ。
それが正義かどうかは置いといて、アタシの葛藤は無限ループからどっかにいっちゃったからね。
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