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ライダーハウス蜂の宿

なぜかオネエ言葉になります、ご利用案内→ http://hatinoyado.hatenablog.jp/entry/2016/01/29/235943

ヒグマに遭遇した- 芦別岳登山( 旧登山道ルート )-

いつも面白いところにつれてってくれるOさんから

「 明日、芦別岳いくけど行かない? 」

もちろん行きます、

「 じゃあ、4時に迎えに行くから 」

ってことで急遽登山の日。

そして、おそらく二度と忘れられない日になった。

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朝3時起き

4時までに準備を終えて、5時15分から登山を始めたんだ。

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芦別岳旧登山道ルート

 芦別岳は富良野の山奥にある200名山の一座なんだよ。 いや、まあ、あまり知らなかった。 地図でしらべてみたら

「 往復5時間50分のルートだよ! ただ・・・旧登山道は・・・ 」って

つまり、新登山道を使えばさくさく日帰り登山なんだけど、旧登山道をつかってしまうと

地獄の沢登り! 果てしなく続くアップダウンにモモ筋爆発四散!!

ってなるんだって、Oさんはもちろん

「 旧登山道から行くから 」ってウィーッス!!

4時集合って聞いたときから分かってたヨ!

 

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登山道は右回り。 夫婦岩というのを巻いていくのだ。

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沢登、延々と沢登り。

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台風の影響もあるだろう、足場の悪い道を上がっては下がるを繰り返す。 キツイ

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夫婦岩が見えてきた。 実に勇壮な垂直の岩壁である。

ここでは過去に事故があったらしい

山岳遭難・山岳事故 備忘録 芦別岳夫婦岩 遭難 芦別高校山岳部

ここら辺で2時間以上登っている。

だが、ゴールの山頂すら見えていない。

ただただ、藪と斜面がある。

キツイ

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雲海が出てきた

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藪の向こうに、やっとそれらしき山頂が見えてくる。

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先行してもらっているMさんを入れてみる。

 

夫婦岩の巨大さがちょっとは伝わるだろうか?

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夫婦岩の反対側も見えてきた。 ただ、草木は相変わらず茂っていてとにかく歩きづらい、キツイ。

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くっきりと芦別岳の山頂が見えた。 美しい姿だ。 山頂ッツ!って感じがする。

それにしても遠い、すでに4時間くらい登っている。

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それからしばらく歩く。 はあ・・・とおいなあ。

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ただ、その姿は美しい。 いつになったら着くんだろ?

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5時間経過。 これから谷に下りて、あそこに上ります。 吐きそう。

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なんとかこらえて登ってきた。 ココにきて

滑落=死

というような道になる。 芦別岳は自然でいっぱい!

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ついに!山頂が見えた!

だが、山頂から笛が聞こえる。

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あ・・・・・

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「 熊がいるぞーーーーーー!!! 」

って声が聞こえる。

うん、見えてます、300m先ですもの。

「 引き返せーーーーーーー!!! 」

 

 

 

・・・・・・・・・・は?

 

 

 

 

 ちょちょちょ、アナタ、コレまでの6時間のドロドロぐちゃぐちゃを分かってて言ってるの? それを戻れと? いやームリムリ、日が落ちるわ。

 しばらく、様子を見るしかないか・・・・・

幸いクマは地面に顔を突っ込んでなんかしてる。 興奮してる様子はないな、ただたまに「 チラッ 」っとこっちを見るんだよ。 そのたびに

「 ゾクッ! 」

っと背筋に走るんだ。 うーんどうしよう。

そんなとき後ろから「 どうしたの? 」って頼りになりそうなおじさんが来てさ、

「 いやークマです、クマ。 登山道にいます 」

「 クマかー、まあ、待つしかないか 」って一番くまに近いポジションで

昼ねを始めたんだ。

 おじさん、どうもここら辺の山岳会の人みたいだ。 うん、心強いわ。

それから2人ほどやってきて、熊はのそのそと登ったり、木の中に潜ったりしてたんだけど、あんまり遠くに行かないなあ・・・・・ 40分くらい過ぎたときかな?

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心強いおじさん。

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のんびりピクニックモード。 山頂の人たちがうらやましい。

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あれ?こっちにきた?

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 また登山道に下りて、走ってこっちにやってきたんだよ!!

 

クマに襲われかける

 そのときの我々6人は「 あんまり刺激してもよくないよな・・・ 」って静観してたんだ。 でも、登山道を走ってこっちに来る羆を前にそんなこと言ってられなくて、

「 ピーピー!! 」

「 カンカンカン!! 」

「 熊がそっちに行ったぞー! 」( しってるよ )

アタシはもう、心のそこからビビって「 に・・・にげよう 」ってザックをつかんでたんだ。 そしたら熊が150mくらい先に来たときかな?

スクッ

っと立ち上がったんだよ。 アタシたちは

「 うわぁ!立ったぁ!! 熊が立ったぁ!! 」

ってピーピーカンカンやってたんだ。 もう、いままでのクマ知識なんて吹き飛んでるから、逃げる体制になってたんだよね。 そのとき

ズザザザザ!

って熊が下に走って行ったんだ。

もうね、ココしかない。 登山道から見えなくなった熊との距離は100mを切っていたかもしれないけど、このタイミングで突っ切らないといけない。

我々6人は言葉もなく通じ合ったんだ。 足の疲れなんてどっかいってたね。

さっきまでクマがいたところは地面に穴が開いてたよ。 

「 虫を食べてたんじゃないかな? 」ってさ

つまりは、アイツは自分の虫ポイントを本能で守ってたんだろうね。

後から考えても、最後の行動は明らかだった。

 

威嚇だ。

 

「 オメラ、ここはオラのエサ場だぞゥ 」って言ってたんだろうね。

上からも声が聞こえるし、人間に挟まれて困ったんだろうね。

台風でエサが取れなかったから、おなかがすいていたんだろうね。

ごめんな、じゃまして。

 

どうでもいいけど山頂と下山

 山頂。

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それから下山。

めっちゃ長い。 芦別岳がいかに山奥にあるのかよく分かった。

そりゃクマもいるよな・・・・・

 

でも、新登山道ピストンじゃあ、今日の感動はなかったんだな。

美しい夫婦岩や、空に突き立てる芦別岳の山頂。 そして、クマ。

ココにこなければ絶対に見れなかったし、似たようなものはどこにもない。

ココにチャレンジできる機会はもうないだろうけど、一生今日のことは忘れないだろう。

うん、心のどこかが動いてる、感動してる、芦別岳の自然に感動してるぞ。

 

 

行動時間 : 10時間!

 

 

最後に

 熊の存在を確認した時点で引き返す選択をしなかったことは、やはりそれまでの道のりの厳しさによるものです。 さらに、熟練したひとが先頭をもってくれたという安心感がありました。 それでも、間違いだったかもしれません。

 どんなに厳しくても引き返すべきだったかもしれません。 

もし、今回の記事を読んでいただいた人が「 なんだ、クマに会っても待ってればいいじゃん 」って思ってしまったら謝罪します。 きっと今回はたまたまだったんだと思います。 自然とクマを舐めてはいけません、山に入るときはきっちりと対策をして、くまに出会ってしまったら引き返しましょう。

 

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