ライダーハウスってのは集団生活の一面もあるから、どうしてもルールが必要なのね。
そのルールを守ってもらうためには、どうしても舐められないようにしなくちゃいけないの。 舐められないためにはどうすればいいのかしら?
ジムに通ってタトゥーを彫り、つねにチンピラを衛星のように飼っておけばいいのかしら?
E・YAZAWAの曲をドンスコながして、ハーレーダヴィットソンを駆り、チームで海まで流せばいいのかしら?
うん、できません。 単純な腕力や胆力に自信がないワタシにとって、人から舐められるのは日常茶飯事だし、どうしようもないことだと思ってたのね。
それに、どんなにオラついても65歳以上の人からすれば「 ケツ青 」だし、
3人以上の集団からすれば「 俺ら 」以外のカスってことでしょ。
そんな人たちに、どうやって言うことを聞いてもらえばいいのかしら?
いつものサイトより抜粋。
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チンパンジーのボス決定戦
いつもの
・チンパンジーの政治抗争みたいなドキュメンタリーを、ずいぶん昔にテレビで観たのですが、あれは、ぼくの人生観に大きな影響を与えています。
特に、ボスと、その取り巻きたちとの有り様ですね。人間社会とそっくりとはもうしません。でも、確実に、人間社会を描いた映画にはそっくりです。ボスがどっかり腰をおろしているのは、いかにも奥座敷みたいな場所で、その横にはおかみさんがいるんですね。その位置には近づけないけど、愛人的なチンパンもいる。そして、番頭さんっていうか、相談役の長老もいたりね。ボスは「ま、よっしゃよっしゃ」みたいに貫録を見せて、じぶんに楯突くものはいないか、睨みを利かせてる。血気盛んで体力のある若いチンパンくんが、挑発的なことを仕掛けてきたりしても、集団の圧力の前に、だいたいは退けられちゃう。
根本的な力関係は、「この人になら従う」というか、「ボスの顔を立てる」という意志を、どれだけ集められるかで決まるみたいです。実際の筋肉力よりも、「一目置かれる」存在感が大事。だから、老化などによって力の衰えが見えてくると、かつては青二才として軽くあしらわれた若チンパンが、いよいよ決着をつけようぜと挑戦してきます。
さて、ぼくがいちばん好きだったのが、その戦いぶり。ボスと挑戦者が、激しく追いかけっこをするんです。その過程で、樹木にぶらさがって葉っぱを落としたり、水辺の石を次々に次々に投げこんで水しぶきをあげたり、とにかく騒がしさの波紋を広げつつ走るわけです。ガサガサ! バシャンバシャン! ザザザザ! ガガガガン!取っ組み合ったり殴り合うのではなく、ものすごく騒がしくするという合戦なのです。そして、「さすが、こっちのほうが騒がしい」と、周囲のチンパンジーに認めさせたほうが勝利者。「表現による影響力」の勝負なんですよね‥‥これ、ロックスターとかと同じかもしれません。まず「表現」、それを押し出す「力」が強さ。その目で人間界を見るのも、けっこうおもしろいんです。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。「パフォーマンス」と「実力」と、両方が力なんだろうね。
すなわち、喧嘩がつよいことだけがリーダーを決めているわけじゃなくて、
・ギターがうまかったり
・話し上手だったり
・運転が上手かったり
・マージャンが強かったり
なにか一つ強い表現があって、それを押し出す力があればリーダーになれるんですって。
ワタシには25歳から3年間、保険屋さんでみがいた口先三寸と、本能のままくみ上げたツーバイフォーのクーロン城があって、なにより貧乏と寒さに強いという本質をもっているから
「 じゃあ、あいつでいいや 」ってなっているんじゃないかしら?
あいつでいいや、って認めてくれる人が連泊してくれているから、新しく来た人も
「 あいつがリーダー( ? )ね 」ってなるんじゃないかしら?
・・・じゃあ、例をあげてみるわね
ライダーハウス蜂の宿にはこんな常連さんがいます
仮にあなたがライダーハウス蜂の宿に泊まりにくるとして、ワタシをみてどんな印象を持つのかしら? たぶんショボイおっさんだなって思うと思う。
「 じゃあ、思いっきり騒いじゃおうかな? 」ってニヤつく人もいるかもしれない。 管理人はショボイし、ルールは厳格じゃないしね。
でも、夕方になって、肉体労働から帰ってきたこんな人と出会ってしまうのよ
こんな人
こんな人たちは、おとなしく晩御飯を食べて、おとなしくベットで寝るの。
ゴミも散らかさないし、騒ぎすぎることもないの。
・・・・・寝よう
って思うんじゃないかしら?
影の管理人にはホント感謝してるし、この写真、ホントすごいわね。
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