毎年この時期に開催される、増毛のえび祭りに行ってきたのよ。
かれこれ、もう三回目の訪問だけど、年々規模と言うか来場者が跳ね上がってる気がするこの祭り。 今年も十時くらいに付いたら駐車場はほぼノーエンプティで、なんとか一キロぐらい離れた駐車場の最後の一角に滑り込んでセーフ。 来年はえらいことになりそうね。
さて、祭りだ
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えび祭りは安定感の塊である
んーいい天気で、ホコテンを歩くだけで気持ちがいいわ。
増毛のメインストリートを東西数キロに渡って歩き放題、傍らには出店がわっしょいわっしょいと商売をしてるのよ。
だから、なぜか名古屋名物の団子をかっちゃってもしょうがないわよね、財布の紐が行方不明になってるからしょうがないよね。
天塩町のゆるキャラ、しじみマスクだかしじみで陰部を隠してるマンだか名前は忘れたけど、弱点はたぶんおでこの辺りね。 あそこから熱風を送り込むことで殺れる。
ノンあるよ、たこザンギと。
なんとなく、でもおいしかったわ
さて、ココから増毛の重要文化財
旧本間家住宅に300円( 100円オフだった )になんとなく入る
本間家は増毛の豪商で、いろいろ商売に手を広げて成功させてきたのよ。
これは呉服屋。 メインストリートに広く面してるのがすーてき。
コスプレ
中庭
部屋
「 旦那様!それはマッサージ器でございますっ! 」
トリが可愛い
なにを?
こんなけ( ニシンを )とったら、そりゃいなくなりますわ
「 旦那様!それは魔よけでございますっっ!! 」
ちと、洋風なところも
2,3Fもあった
三階吹き抜け採光窓、こうゆうの、大好き
そのあと、外の庭でコーヒーをいただいて終了( 普段は呉服屋の二階で飲める )
いやーここに来る予定はまったくなかったけれど、最高に面白かった!
郷土資料館よりもいい!っておもってたら
重要文化財なのね、そりゃ当然。
なんだか働いている人といい、郷土資料館とは桁違いの予算の差を感じたのよ。
しっかりとしている感があるのよね、まあ、しっかりとしてない感もワタシ、すきなんだけどね。
それにしても、しみじみと思うんだけど、きっと呉服屋のはっぴをワタシのようなでくのぼうが来てはしゃぐなんて、当時からしたら考えられなかったかもしれないわね。
部屋の雰囲気や写真から、当時の本間家がいかにすごかったのかがズンズンとハラワタに伝わってくるんだけど、こんな内部を見ることなんて、そこらへんの民からしたら不遜極まりないことだったと思うのよ。
「 ・・・・いつか本間家の中をのぞいてみてぇなあ。。 」って当時のワタシだったら思ってたのかもしれないけれど、本間家の中に入るなんて凡と正月が同時にやってきて、10年間あってなかった親戚の子がすごい美人になっていて、「 ・・にぃのこと、ずっと好きだったんだよ 」って襲い掛かってくるぐらいのラッキーがないといけないことだったんでしょうね。 でも、ほら、いくらなんでも親戚に手を出すわけにはいかないから「 お年玉やるから、好きなものでも買ってこいよ 」って追い出そうとするんだけど、財布を広げた瞬間に慣れた手つきで万札を全部抜かれて
「 キシシシシーーーーーー! 」って笑い声と共に、煙のように夜の街に消えていくのが常ってもんよね。
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