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僕は最近博物館に行くようになって、アイヌの歴史や文化に興味がわいてきた。
博物館で必ず目にするのが、アイヌ文様だろう。
文字を持たないアイヌを表現するのに、これほど適した象徴はない。
それが、いまだに命を持っているんじゃないかって話。
前提
北海道の歴史は、たった300年前くらいに和人が侵略して始まっているが、
アイヌは13世紀ころから北海道に居たと思われる( 文字を持たないので推測らしい )。
さらに、その前には「 オホーツク文化人 」という人たちが居たらしいが、アイヌによって滅ぼされたのか、それともアイヌに溶け合ったのか、まあ、一般人の認識として
「 北海道はアイヌの土地であった 」とおさえておけばいいだろう。
話は、そのアイヌの持つ文様について。
ちゃんと意味があるらしい
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/2648/lernejo/aynu/ikarpe.htm
それぞれに「 魔よけ 」的な意味があり、それらを組み合わせて文様をつくる。
とってもステキだ。
で、いまも研究されている方がいらっしゃって、
フォントつくってる・・・・
文字を持たなかったアイヌの手法で、英字フォントを刺繍するという、なんだかすごいことをやっている。
アイヌ文化を進展させている?
ってこともないか。
現在、北海道でアイヌ人は和人と交じり合い、その文化は「 保護対象 」となっていると思われる。
それが、このような形で残って、広まっていくのは面白いことだ。
とくに、刺繍をされる奥様がたにアイヌ文様は人気らしい
この前、西武の最上階を散歩していたときのことだ
文化的奥様の展示会があった
公民館などに集まって、書道や刺繍などをたしなむ
サークルの発表会にでくわした。
無料なので入ってみる、内容は実に文化的であった。
その中の書道や絵画などのあいだに、アイヌ文様の刺繍があった。
とても華美できめ細かい針仕事だ、製作は大変な作業であっただろう。
さらに、アイヌ文様のもつ「 魔よけ 」作用がはたらいているのか、
ただの布っきれの集合体の割には、迫力と圧迫感がある。
たいしたものだ、アイヌ文化はひっそりと引き継がれ、生きているのかもしれない。
ただ、それを僕たちがやっていいのだろうか?
アイヌの血を引いている人とあったことがある、
最初は英会話研究会、
次はモーターパラグライダーだった。
印象も「 ちょっと濃い、クマ系の人 」という感じ。
本人から「 オレ、アイヌの血を引いてるんだよね~ 」とか
周りから「 あの人、アイヌ系なんだって 」とかでわかった。
つまり、何が言いたいのかというと
僕の周りでは、アイヌ人への差別は存在しない。
と断定していいだろう。
アイヌ文様を刺繍する奥様をみても、それは証明できる。
さらに、我々だってどうなんだ?
北海道への移住、開墾がはじまったのが、せいぜい100年ちょっと前。
断熱材も、高速道路も、石油ファンヒーターもない時代に、北海道までやってくるのは
なぜか?
それは、農家の次男三男や犯罪者などだったからではないか?
クマやシバレと戦わなくてはいけない土地にわざわざやってきたのは、
彼ら( 自分のひいじいさんくらい )が弱い存在だったからではないだろうか?
NYで有色人種同士が仲良くするような現象が、北海道でも起こっていたはずだ。
権力を持つのは軍人くらいであろう。
その軍人はどうなんだ?
300年前の戦い
アイヌと和人の戦争で、シャクシャインの戦い(1669年)というのがあり。
そこらへんから銃を持つ和人の圧倒的戦力にアイヌは敵わなくなっていて、
漁業権を奪われたり、奴隷労働させられたりしている。
wikiより
松浦武四郎の『知床日誌』には「女は最早十六七にもなり、夫を持べき時に至ればクナシリ島へ遣られ、諸国より入来る漁者、船方の為に身を自由に取扱はれ、男子は娶る比に成らば遣られて昼夜の別なく責遣はれ、其年盛を百里外の離島にて過す事故、終に生涯無妻にて暮す者多く」と記されている。
ここら辺で、和人はアイヌに完全勝利したんだろう。
アイヌの同化政策も始まっている。 それはもはや、文化の終焉だ。
オホーツク文化人のように、歴史の一幕が閉じたのである。
残酷だが、僕たちはその残酷の上に立っているのだ。
以上のことを踏まえて、西武デパートのサークル展示会にもどってみる
あら、不思議。
あんなにステキな刺繍が、ちょっと血なまぐさくなりました。
もちろん、アイヌ文様の刺繍をつくった奥様のことを責めているわけではありません。
ステキな着眼点だと思います。
ただ、( キモオタ変態な )僕は想像しちゃうんです、
もし逆の立場だったら・・・・・・と
たとえば、将軍様の無敵軍が、無敵銃で北海道を占領したとするじゃないですか。
男は労働、女は慰み者にされて、
「 あ、でも、日本人って人たちが居たことを、ちゃんと僕たちは大切に残すからネ! 」
と圧倒的寛容ッ!! マンセー!将軍様ー!!っていわれても・・・・・ねぇ
ムカツクでしょ
もちろん、アイヌ文様のものを作るな!ってんじゃないですよ!!!
僕の言いたいのは、上記の歴史を咀嚼して
「 すばらしいものだから、パクらせていただきます 」って
姿勢でいたほうがいいと思うんだ。 って話でした。
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