可能な限り、シンプルに
たかが作文、されど作文
作文の勉強を最後にしたのは何年前だったろう? 文章を書くときのポイントとはなんだっただろう? ほとんど忘れてしまった。
「 今年はブログを書きまくるぞ! 」と意気込んでいる僕ですが、作文の勉強をしたのは、公務員予備校に行っているとき、小論文の講義を受けたのが最後です。
そんなレベルなので、話はノミのようにびょんびょんと飛び跳ねて、しまいには
「 なにが言いたいんだっけ? 」と自分で自分を失ってしまう始末です。
これではいけない
というわけで図書館に行き、本で文章のお勉強です。
・・・うん、面白い。 これは日本人なら装備するべきブキ、使えるテクニックだと思うので、ちょっと解説してみるね。
シンプルに書く
頭に思いつくまま、初めてベトナム旅行に行ったときの、飛行機から見える景色を文章で書いてみる。
初めての海外旅行、行き先はベトナム、ホーチミン。 飛行機のチケットを取ったのはいいけれど、宿の予約をしていない。 窓から見えるホーチミンシティは「 これ・・大丈夫? 」ってくらいのか細い街頭だけが見えた。 「 これからどうなるんだろう? 」頭の中は不安が渦巻いていた。
余計な言葉が多すぎ、無駄に長くてかったるいんですよ。
それに、少しハイになっていて、あの時のキモチをすみずみまで描写しようとするので、まとまりがなく、汚いんです。
初めての海外旅行はベトナムだった。 着陸前の窓から見るホーチミン( ベトナムの首都 )の夜景は街頭がぽつぽつと見えるだけ。 今日、僕はどこで眠るんだろう?
これくらいで良いんです。 では、伝わりやすい文章の作り方
について話をしますので、聞いてください。
余計な修飾語や無駄な心理描写はすべてカットします
明治の文豪の文章をありがたがる風潮ってないですか? たしかに、美しい言葉なんですが、伝わりやすい言葉ではないですよ。 そこがワナです。
国語のテストや小論文などでは、そういったかび臭い言葉を使えば評価されやすいですよね。 芥川賞に応募するならアリですが、伝わりやすい文章を書くなら捨てましょう。
This is a pen.を目指す
主語と述語をはっきりとします。 ( この文には『わかりやすい文章を書くには』という主語が抜けてます。) やりなおし、
わかりやすい文章を書くには主語と述語をはっきりとします。 ( で、やりがちな間違いが述語、「 はっきりとする 」への道を遠ざけることです )
わかりやすい文章を書くには、まず主語が省略可能か?わかりにくくないか?などチェックして、日本語の構成上最後に来る述語への道を遠ざけることのないように、はっきりとします。
( こんなの読まれません、一番言いたいことが述語なのに、それに至るまでに読者のメモリを圧迫してますね。 )
わかりやすい文章は明確です、主語と述語が。( 英語スタイル、気持ち悪いですね)
要するに、述語をなるべく前に、すっきりとシンプルにするべきです。
見るだけで意味がわかるように
1、一文に意味は一つ。 そして句読点で短く区切ります。
2、ひらがなと漢字の割合を適切にします。
3、『』や箇条書きを積極的に使います
4、しかし、を多用しない
5、ブログならではの技もつかう
でも、ここまでの技術は文章だけに限った話ではないんです。
日常生活でも役立つゾ!
何かをしゃべっているときは気分が高揚しているものです。
ついつい、「 とっても 」「 すごい 」「 かなり 」「 やばい 」「 キヨハラ 」などなど過度の強調、修飾をしてしまいがちなのです。
落ち着いて、主語、述語をシンプルに発声すれば、つたえたいことがちゃんとつたわるものですよ。