モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

モンベルの沢靴を買う:せんくんドローン:ケガから得られるもの

前回の白水川で「さすがにヤバイ」と思い沢登り専用の靴を買いました。

 

hatinoyado.hatenablog.jp

 沢登りなんてマイナーなジャンルのギアを作ってくれる会社は少なくて、ネットで調べたらモンベルともう1社だけ。しかもアマゾンにも在庫は少なく、モンベルのサイトから直接購入しました。

で、配送方法の一つに「モンベルショップに送る」というものがあり、それにしたら送料も代引き料金も必要ありません。幸い近くに東川店があるので、そこに送ってもらいました。

で、2日後。「入荷しました」という電話が。「早っ!!!」と思います。せんくんが「モンベル行きたい」といったので2人でドライブです。

6000円ぐらい。

フィッテングして購入です。店員さんは親切で「もしサイズが合わなかったら・・」と言ってくれます。これは心強い、モンベル東川店はいい店です。

「ほかに何かないかな?」と店内をぐるぐる歩いたら「え!」と驚きました。なんと沢靴コーナーがあるのです。「ひょっとして、最初から在庫にあったのでは・・?」と思いました。

さあ、これで沢登りがもっと楽しくなるはずです。「行きたいっすね」とせんくんもやりたそう。いろいろ話して美瑛に戻ります。

 

せんくんドローン

 雨だったのでバイトやすみのせんくんをドローンで撮りました。

やっぱり編集はwin10のビデオエディターで十分。

 

宿に帰ると 「お世話になりました」とまことさん

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それにしてもカブすごいっすね、キャブにマグカップがぶっ刺さっているのはなんでですか?と聞くと「ああ、これ」とマグカップをスポッと抜くとエアクリーナーがでてきました。「カブ50で?」ああ、これ110の4速にしてるんだよ。とのこと。それに伴いもろもろを交換して、ほぼ原形はフレームのみということです。

北広島のナンバーだったので「キタヒロから来たんですか?」と聞いたら「広島の北です」ということです。ああ、そっちの北広島か」と思いました。あっちのほうが本家ですけど。

 

ケガから得られるもの

居酒屋営業を始めようかとおもったら、やっちが青い顔してやってきました。「ひきがねさんケガしたみたいです」といいます。え、ひっきーが?「ドクターヘリで運ばれました」と後ろからバイト先の人が。聞くと機械と接触してしまい、手をケガしてしまったとのこと。「命に別状はないのですが・・・」手の神経が傷ついていないことを祈るばかりです。

 

私も旅先でケガしたことがあります。その時は郵便局の友達と九州を走ってました。いつもソロツーリングばかりだった私は2台で走るということに慣れず、しょっちゅう後ろを振り返ってました。そして前を向いたときにガードレールと指を挟んでしまったのです。

 

左手の人差し指第一関節から上はつぶれ、救急車で運ばれました。それから1週間ほど通院。最後に包帯でぐるぐる巻きにして北海道に帰ってきました。それから1か月ほどで包帯を外して自由になったのです。

 

最初の数日は痛くて眠れず「なぜ、こんなことになったのか?」とゲストハウスの布団でモンモンとしてました。それから導き出されたのは「もうマスツーリングのときは他人を気にするのはやめよう」ということです。

 

たとえ何台で走ろうが、基本的には一人で動くのがバイクであると。目的地さえ共有しておけば、それまでは自由なのだ。それがバイクの醍醐味だと心に刻みました。

 

ケガの功名です。痛い失敗からは必ず学ぶものがある。そして失敗を無しにすることはできません。ただ、ひたすら、ひっきーの手の神経がつながることを祈るだけ。

キャパシティについては神様に丸投げしています

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長く続いた快晴大売り出しセールも終わってしまいました。今日は久しぶりに雨。8月の雨ということは、ライダーハウスはムシムシムンムンの状態です。そこで問題になるのがキャパシティの問題で、100%なんてとっくに超えていて、居酒屋のソファすら寝る場所になります。

 

電話は当然お断りしなくてはいけません。飛び込みも対応したいのですが、あまりの惨状に閉口するお客さまもいます。四分六でテントのほうがましでしょう、6がテントね。

 

こんな時は「あと数人泊まれるようになればいいのになあ・・」と考えます。でもそう考えるのは今どきだけで、あと数週間もすれば平常運転に戻るでしょう。このままの姿で、この大波を超えるにはどうすればいいのでしょうか?

 

・・・なにもしなくていいんじゃないか?と思います。収まるべきところに収まるべき人は勝手に収まるし、そうでないならあふれていく。そこに責任を感じることはないでしょ?自分ができることは過去の自分のような「雨の日に強引に移動してしまってなんとか寝られる場所を求めている人」を横にして雨から逃がしてあげることだけ。野宿のスキルが高い人や、普通にビジホに泊まれる人は不平不満をつぶやいて勝手に出ていくはずです。

 

全員に好かれようとは思ってはいけません。むしろ特定の人、正義の執行者、こうあるべき人間、アル中、守銭奴、女性は弱い存在だから守られるべしって人、正社員じゃないと死ぬ人、などなどからは嫌われ、ツバをはかれ、笑われなくてはいけない。失望されなくてはいけない。期待に応えてはいけない。共感されてはいけないし、リツイートもいいねもされてはいけない。逆SEO。そうすることで自然とキャパの範囲におちつくようです。

 

人間は不思議です。誰もが気持ちよく使えるように、きれいに整理整頓されると居心地が悪くなる。コンクリとステンレスとガルバニウム鋼板でできたピカピカの神社に神様の存在を感じない。どこかのだれかの「ドヤ」感しか感じない。完璧な美しさなんてアートか数式にしか現れない。たとえるならラーメン。ピカピカで万人に向けられたラーメンほどまずいものはない。ごく一部のマニアが中毒になるようなものを目指せ、たべログにふぁっくサインを突き立てろ。

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☆☆☆

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でいいんだ。だからまあ、掃除をさぼってます。

 

 

層雲峡白水川へドローン背負って沢登してきた

朝3時30分起床、5時に登り始める。

 

新しく買ったアディダスのKUROBEがただのマリンシューズだったことが判明する。つまり沢登りには不向き。ネオプレンのシューズを履けば違っただろうけど、それを忘れてくる大失態だった。

 

気力を足に集中して白水川を上り始める。林道→入渓→白い硫黄の流れ→瀬→赤い岩の地帯→小さい滝がでてくる→大滝→雪渓→ロックガーデン

 

そして最後に雪渓のしたからチョロチョロながれでてくる白水川の最初の姿を確認した。石室から黒岳へ上る。時刻は12時を過ぎていて、ロープウェイには14時40分のに乗れた。

 

さすがに疲れ切ってしまって、居酒屋を休ませてもらった。でも満足だ。きょうは楽園を見た。あれは紛れもなく楽園だった。

 

情熱は持ち続けるとお得

8月の最初はヒマでした。そんななか去年ここからバイトに通っていたユダ中がやってきました。

 

「今年は宗谷と根室に行くために来ました」

ただ、バイトもしたいらしく、そのバイトに合わせるためにあと1か月ちょっとで回らないといけないらしいです。普通に走れば楽勝でしょうが、彼が普通に走るはずがないので難しいかも。

散財っぷりも「このカブ1円スタートですよ!」と相変わらずだったので「ああ、ユダ中だ、ユダ中がここにいるんだ!」と感じました。

 

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アンコマン。よいバカンスを。

昨日彼と時雨君とマージャンをやりました。アンコマンはフリーのカメラマン、時雨君はアニソンDJと運送業という2足の草鞋をやりながら「麻雀のプロ協会に入りました」ということ。つまりプロ雀士。とうぜんボロ負け。プロの打ハイは勉強になりました。

タカちゃん。〒で配達をしていた人。与那国島で100連勤の偉業を達成した。「冬増やればいいのに」といま誘い中です。郵便配達業を極めるならやっておいて損はないはず。きついけど。

レンくん。すっかりライスセンターの人。いつもカブだったけど、今年はXRで登場した。すると電気系が死んでしまったようで、近くのバイクやにもっていってた。

 

そして「去年おせわになったpeten4です」とすっかりさわやかになったpeten4さんが来てくれた。彼は日本一周動画が数万ヒットする有名人。

 マージャンを打ちながら「すごいよね」と話す。youtuberになりたいひとは数万人はいるだろうけど、数万ヒットさせられる人ってホント少ない。しかも「ボカロキャラを使ってるから商用利用は難しいはずです」と時雨君。動画再生の広告収入なんて作成にかけた時間とは釣り合わないだろうし、情熱のなせる業だよなあ・・と思いました。

 

「情熱ってなんかある?」と聞いたら「・・いまはなあ・・」という答えがメンツから返ってきます。情熱だけではものはうまくいかなくて、やはり持ち続けることが難しい。200キロで1時間走るより、60キロで3時間ちょっと走り続けるほうがいいのと同じ。peten4さんはこのレベルの動画を11本以上あげてるってことはそれだけ時間がかかっている。

私のドローンの熱も少し冷めかけたころ、ふとしたことで自家用車を得ることができました。それによって日帰りで行ける場所が広がって、山にドローンを背負っていくことが増えました。そんなことを繰り返していたら脚力がついてきて、Oさんから結構ヘビーな場所に連れてってもらったりしています。ドローンは結果的にすごい映像を撮れるようになります。情熱だけではできないことがある。でも、情熱をもちつづければ、いつかできないことができるようになるのです。

 

体やギアや時代や法改正や環境、すべてが実は流動的で変わり続けている。行きたい方向に進むには情熱を持ち続けるしかない。壁はいつか腐っていくか乗り越える道具が現れたりしていくものです。大したことじゃないんだ、情熱を持ち続けるだけ。