すべてのコツはリラックス

ヤル気はときに毒です。

ヤル気と共に緊張感がやってくるからです。

興奮して、集中して、緊張するのです。

何かをやろうとするとき、それはいいことばかりではありません。

※※※

結構な単価の仕事を受けました。

（といっても、マックでバイトしたほうが高給なレベルです）

私はヤル気の塊になり、釧路のネカフェで目をギンギラさせて仕事にとりかかったのです。

「良い仕事だから、すばらしいものを作らないといけない」

と意気込みました。

そして、なにもできませんでした。

たまにカフェラテを汲みに立ち上がるくらいで、まったく筆は進みません。

骨子を作ったときは、あっさりと完成したジャンルです。

かなり得意なジャンルなのです。

でも書けません、参りました。

集中するという点では、これ以上ない環境です。

「もしかしたら…向いてない？」

とゾッとしました。

気分を取り直し、evernoteというメモ帳に今の気分を書くことにしました。

すると、おどろいたことにスラスラスイーっとかけるのです。

そのまま仕事にとりかかりました。

スララランスラスーっと文が生まれます。

緊張していたのです、意気込んでいたのでしょう。

まずはメモ帳にJラップのような支離滅裂なライムをマイク片手にヒアウィゴーするのが文章構築のポイントだと学びました。

そうしてちりばめたレゴブロックのような言葉を重ねて構築するのです。

自分のレゴの城を。

そうだよね？DJ？

海綿体　　　うた　DJ

海綿体と海援隊をまちがえてた時期があったよ

だってT・鉄矢が所属してたってことしか知らないじゃない？

さすがのDJも、それは世代超えてる

フォークソングにライムのっけて歌うよGS

きゅんきゅんするよDJの海綿体

とどけあの子、俺の海面、告白するよもう何回目？

「それは前立腺の間違いでは・・・？」

やばいよDJ、前立腺大事、男の弱点、それは前立腺yaaaaaa！

ってくらいリラックスして書くことができました。

すべてのコツはリラックスです。

まずはevernoteに向かうことが、私の仕事の第一歩なのです。

釧路博物館へ行ってきました

釧路のネットカフェで起床しました。

９時くらいに出発して、釧路博物館へ向かいます。

見て、この建物！！

いままでいろいろ博物館を見てきましたが、こんなかっこいい建築物はありませんでした。

中へ入ります、ほぼオープンと同時だったので独り占めです。

黒いナウマン骨格からの・・・

二重螺旋階段！！

外見だけでなく、中までカッコいい！！

ヒューーーーッ！！

４フロアぶち抜いてます！

こんな高さがあるから・・・

こんな大胆な展示も！！

これ、シロナガスクジラのアゴです。

でかすぎて笑えてきます。

さて、肝心の展示なのですが、やはり釧路は別格でした。

昨日走った原野は、やはり多種多様な生き物が存在するゆとりがあって・・

その包容力にたまげたのでした。

２Fからは人間の歴史。

そして螺旋階段をのぼり、最後の部屋へ。

あの、中心部分です。

の真ん中の一番上ね。

こんなんなってました。

タンチョウの巣の模型です。

いやーカッコいい、かっこいいぞ！

展示も素晴らしいのですが、これほどカッコいい建築はなかなか無いです。

釧路に寄ったらぜひ行ってみてほしい博物館でした。

４００円ちょっと入場料がかかります。

そのあと美瑛までかえりました。

６時前に到着、ああ楽しかった。

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将棋漫画「ひらけ駒！」はおもしろい

「ハチワンダイバー」で将棋にはまりました。

もう10年前のことです。

今は「3月のライオン」が将棋漫画のタイトルホルダーでしょう。

でも、「ひらけ駒！」もおもしろいですよ。

※※※

「ひらけ駒！」は南Q太先生の作品です。

短編集をもっていますが、女性作家のなかでも筆圧がつよい絵を書きます。

でも、書き込みはすくなく見やすい。

女性作家ですが、きたないおじさんも登場します。

独特の絵柄をもっている先生です。

でも、一番の特徴はキャラクターでしょう。

短編集でも感じたのですが「我が強い」キャラクターがうまいんです。

いろんな我の強さを持つキャラクターが登場します。

それで話が展開するのですが「ひらけ駒！」はそんなドラマチックではありません。

どちらかというと、将棋あるあるを盛り込んだ日常系です。

「ハチワンダイバー」のように精神の限界まで戦ったりしません。

「3月のライオン」のように読んでるほうが苦しくなってくるような展開はありません。

将棋にはまった母子のお話です。

でも、キャラクターの濃さは2作品に負けてない。

南Q太先生に将棋漫画を書かせた編集者はやり手だなあと思いました。

将棋と漫画が好きな人なら、絶対読むべき作品です。

追記

ふんわりジャンプでも連載してます。

こっちもオススメです。

www.funwarijump.jp

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東の果てへ

納沙布岬にいったことがありませんでした。

「いつか行く」と思いつつ、チャンスがありませんでした。

で、来週から晴れ続きで、仕事はひとまず中休み。

メールチェックできれば問題ない状態です。

おまけに、リゾバがおわった先生（あだ名）がやってきてくれる。

「・・・チャンスだ」

と思いたち、出発です。

留守は任せた。

晴れといっても、気温は4月。

重ね着を貫通する冷気と戦って、昼に帯広、釧路、そして日が落ちかけたころ…

うはー走った。

途中から「最東端に1日でタッチする」が目的になって、

泊まることを考えないで走ったから、どこに泊まるか決めてない。

できれば根室で・・・

ひまそうな旅館に飛び込む

「満室です」

て、そうですか、そうですよね。

ああ、私は私のようなやつにやさしい宿をやりたいなあ。

「じゃあ、そこらへんの床で」

っていってくれたら、気温0度の根室→釧路なんてはしらなくていいのにな。

でも、きれい。

4月の青空は感動的でした。

全身カイロまんになりながらも、13時間も走れたのは青空がきれいだったから。

あと、きついほうが楽しいってしってるから。

「動き出せば、きつい思いをする。そしてそれは物語になる」

ということを考えながら、体が動かなくなるまで走る。

体が動かなくなったら、動くまで休む。

休むといっても道東のコンビニは少ない。

結構ぎりぎり、途中シカを轢きかける。

なぜこんな思いをしてるのか？

それはもちろん私が物語を欲しているからだ。

私は物語を欲していて、物語がない者を排除する。

物語がないのは子供だ。

そのまま大人になれば奴隷となり、家畜となる。

物語があって、初めて大人になり自由になれる。

そんなことを考えて、なんとか21時、釧路のネカフェにチェックイン。

ああ、恐ろしく寒く、美しかった。

晩御飯は贅沢に寿司でした。

回転寿司でも地方色ってあるもので、おもしろおいしかった。

これはこまいっこ。