良い文章とは、シンプルな文章だ。
文章の意図をそのまま読み手に伝える、それが良い文章なのだ。
そんなことはわかっちゃいる、わかっちゃいるけど迷走しちゃうクセを何とかしなくてはいけない。
独学で文章技術の本を読んだりして、なんとなく解ったことをまとめておく。
もっとも忘れてはいけないこと
その文章が自分用の日記でもない限り、読者がいるはずだ。 文章を読者にささげなくてはいけない。
そこらへんは結城先生のツイッターがいってる
結局のところ、読者は著者よりも賢いのです。また読者は著者よりも経験豊かなのです。でも、唯一著者が読者にまさるところがあるとしたら、自分の愚かさや自分の経験不足を、わかりやすい文章で提示できるところにある。そこに、著者の優位性がある。たいへん逆説的な話ですけれど。
— 結城浩 (@hyuki) 2016年3月15日
読者にわかりやすく伝えるために、工夫を凝らさなくてはいけない。
・無駄な修飾語を削る
・修飾語とかかる言葉の間には何も置かない
・主語と述語も近いほうがいい
・すなわち、読者のメモリを圧迫してはいけない
・一つの文章で言いたいことは一つだけ
・漢字、ひらがな、カタカナの割合を考える
・句読点、改行、リズム感
などなど
結論へ導く
文章の目的は読者を結論へ導くことだ。
先ほどの結城先生のツイッターで
「文章とは『なるほど、たしかに』の繰り返しである。 そして最後にちょっとだけ結論へ飛ぶのだ」というようなことがあった。
つまり、結論への道を急いではならない。
「結論」という2Fがあるのなら、登りやすい階段にあたるのが良い文章だ。
その階段に隙間があったり、身の丈よりも高かったり、用のない物が置いてあったりしてはいけない。
たとえば「チョコレートはおいしい」という意図の文章を作るとする。
・・・チョコレートの歴史は、実は興奮剤として始まっており・・・
と、いきなり登り辛い段差を持ってきてはいけない
・・・チョコレートがおいしいのはなぜだろう、あの幸せな甘さはどこからくるのか・・・
の方がいい。
ああ、結局シンプルさとは離れていくなあ・・・
とりあえず、現時点でのイメージ、良い文章とは良い階段である。
広告