モトハチ(元蜂の宿管理人のブログ)

閉鎖したライダーハウスの元管理人のブログです

きっかけはいつも他人

「沖磯に渡って釣りしませんか?おれ、ボート買うんで」

と同僚に話したのは2月のこと。その時は、まあ、今年の思い出として1回やってみっかなあ?と考えていたのだ。1人で行くのはちょっとおっかないので他人を誘ったのだ。いい感じの返事をもらえたので「じゃ、5月のケツあたりで」と軽い約束をした。

それからアマゾンでゴムボートを購入したり、釣り動画を観たりして情報を集めていた。海でゴムボートをこぐ?マジでそんなことできるのか?事故になる予感しかしない。

恐怖は行動となる。できる限りの情報を集める。海上保安庁プレジャーボートのリスクについてとか、youtubeでボート釣りをしている人の動画、そもそも海釣りだって20年ぐらいやってない。釣れる魚種。必要な道具。タックル。

うん、これはぶっつけ本番はだめだ。

いつものOさんに連絡。「ちょっとボート浮かべるんで手伝って下さい」というと「いいっすよ」と軽く返事。日程を調整して、行く日を決める。

必要なものを考える。思い付いたらスマホや手帳に書き込む。頭の中はつねに楽しい釣りと、Oさんといくキャンプのことでいっぱいになる。ニコニコ。ああ、楽しいなあ。暇さえあればmapでゴムボートでいったら面白そうな場所を探っている。

スノボが終わって、もう楽しいことはないなあ・・と思っていたら、こんな面白そうなものがやってきた。どちらも「いつか暇と金があったらやろっかなあ・・」ぐらいに、軽く考えていたものだ。暇と金はいつだってない。でも絞り出すことは可能だ。そのきっかけはいつも他人。

介護福祉士合格!

わかってはいたけれど、介護福祉士試験に合格した。

なんと通知は普通郵便できた。「重要」って書いてあるが、それならせめて簡易書留で送るべきではなかろうか?と疑問だった。しかもその通知には「合格です!だから抄本と手数料3500円ぐらいと収入印紙9000円張り付けて簡易書留で送ってね!」と書いてあった。試験手数料は払っているのに普通郵便で大事な通知を送ってきておいて、合格手続きには簡易書留で送るようにって・・・・なんだかもわっとする。まあ、返さなくてもいい20万円を借りているから、べつにいいのだ。そう思わないとやってられない。これで資格試験にかかわる全部のことが終わったのだ。

 

俺は別に社会や会社に対して、不満を抱いているわけではない。

戦争が起こらないなら、それでいいのだ。

 

プロ野球の開幕戦などを見ながらビールを飲み、その後は「仁義なき戦い」をHuluで見た。極道組織ってなんで神道が背景にあるんだろう?そのあたりが気になる。

 

次の日は休み。映画「オッペンハイマー」を見に行く。イマイチ。核兵器の物語ではなく、あくまでオッペンハイマーのお話であることを肝に銘じて見に行くべきだった。

 

***

 

「さらば、愛しき人よ」を読む。探偵小説の名作、チャンドラー著。日本では東直己や原寮がこの系譜になるんだろう。

恐怖中毒のスノーボード

どとうのごとく5日間働いて、最終日は夜勤だった。夜勤で14時間ほど働いたらさっさと家に帰りビールのんで風呂入って寝る。2時間も寝れば十分。起きてスノボに出かけるのだ。

スノボが楽しい。初心者コースなら何事もなく下りてこられるようになった。動画で勉強したことや、自分の体で感じたことを実践しながら滑る。例えばヒール側にターンするときは、雪面を触ってみる。トゥ側は立ち上がった勢いと、尻で曲げる。こうすると谷側の足に体重が乗る。谷側に体重を乗せる恐怖と戦いながら山側の足で舵をとりスピードを調整する。コースを半分ぐらい滑ったところで休憩する。

広いコースに自分一人だ。平日万歳。もう春っぽい陽気。雪は腐っていて、コンディションは良くない。だが満足だ。心臓がバクバクといっている。心拍は100を超えているんじゃないかと思う。これは運動だけではない。恐怖だ。コケたときのダメージと、骨折した時の仕事や経済的なダメージを想像すると心拍数は上がる。

恐怖が細胞を活性化させる。血液がギュンギュンと体をめぐり、くさった細胞がバンバン死んでいって、新しいピッキピキの細胞に生まれ変わる。骨は白く硬くなって、肺はすべての肺胞を使って酸素を取り込む。その酸素はさっき山で生まれたばかりの新鮮な奴だ。

そして恐怖が脳をよみがえらせる。サラリーをもらう生活では使わなかった部分だ。恐怖中毒。俺はきっと恐怖中毒だ。

スノボと限界を越える日々

冬タイヤを買いに行ってきた。

工賃含めて55000円。高いんだか安いんだか・・まあ命よりは安い。

それにたくさんいる中高年男性の給料を考えたら、まあ、こんなもんだろうと思う。

待機中、普段は絶対に読まないような雑誌を手に取る。

 

投資ってどうにも馴染めないな。これ系の雑誌もチンプンカンプン。この銘柄がねらい目!!理由は年末のアメリカ大統領選!!とか「・・・そうですか・・・」としか思えない。

ペラペラめくっていく。「おすすめの副業!」というページがあった。クラウドでウェブライターについて書かれたページ。自分もやっていた。だから「そんな簡単じゃないだろ・・・」と思う。きっと投資の専門家も同じ思いを抱くに違いない。

店員のおじさんがやってきた。「今のタイヤは2019年に買ったものですね、限界ってほどではないですが、まあ、交換しておいたほうがいいでしょう」とのこと。実に正直で好ましい。だからここのイエローハットを信用している。

ははは・・限界ではなかったか。まあ、自分らしい。5年はいて限界じゃなかったなんて、安全運転だったんだと思おう。

さて、今日もスノボに行こう。

 

沢用のヘルメットを装着。だいぶ滑れるようになったし、今日はフカフカだが、メットの癖をつけよう。今日もほとんどコケなかった。

だが、コケないということは、ほとんどボードの上に立っているということで、それだけ筋肉を使っているということだ。

1時間滑っていると、右足の筋肉がケイレンしてきた。

ん、止めよう。体がまだできていない。それにリフトに乗っている間に書きたい物語が浮かんできた。

ラーメン食って家に帰ってもまだ昼すぎだった。メロウメロウ。メロウな休日だ。